ハヤカワ文庫<br> 銀の髪のローワン

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ハヤカワ文庫
銀の髪のローワン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 507p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150110260
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

「マミイィ!」助けを求める叫びが、惑星アルタイル中に響きわたった。これほどの思念を送れるとは、たいへんな超常能力の持ち主に違いない。惑星政府は発信者の捜索に全力をあげた。そうして救出されたのは、大規模な地滑りで壊滅した鉱山基地でただひとり生き残った少女ローワンだった。卓抜した才能に恵まれた彼女が、超常能力者として、女性として成長してゆくさまを、人気女性作家が情熱あふれる筆致で描く意欲作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masa

10
読了。何が面白いかわからない。それでもなぜか面白くて読むのをやめられない。そんな物語でした。プロット、登場人物、ロマンス? 一体なにがこの物語にここまで惹きつけるのか。読み終えた今でも正直よくわかりません。SFというジャンルにおいてはほんの少しだけ稀有な、ローワンの人生を追っていくお話。そういう感想です。それでも面白いんです。シリーズ読まなければ、と思われる何かがあったのです。「タラント」や「ティーム」等、訳者さんの個性を強く感じられた1冊。太字になっているところは、どういう意図なんだろうなぁ。2021/01/14

でんか

6
蔵書整理で再読中。古典的SFといっていいか。超能力者ローワンの成長譚。海外翻訳物なので、ヒロインが、強い能力に裏打ちされた精神力のタフさがあり、賢い。小さな彼女が、事故現場から発見されるところから物語は始まる、教育を受け、仕事をし、そのうちに同じく強い能力を持つジェフ・レイヴンと出会い、愛が実る過程が描かれている。ストーリーとしてはハーレクイン調、なのだろう。あんまりジェフは濃くないので、読んでて読みやすい。作者のマキャフリイは、こういう強い女性を描かせたらうまいなーと思う。シリーズもので続刊がある。2017/11/08

いちはじめ

2
特異な才能を溢れんばかりに持つヒロインが逆境にもめげず、やがてぐいぐい頭角をあらわす。こういう話を書かせると、マキャフリイは抜群にうまい。2004/02/13

かながわ

1
暗闇の過去・大きな才能と責任・挑戦と成功の現在・夢のような恋・素晴らしい未来へ・・・この“まっすぐさ”に安心と戸惑い。自分が変わったか、読む本が偏食だったか、久しくなかった読後感。2019/09/16

ブー

1
主人公の一代記って感じの作品。世界的にESPが、認められた世界で、災害にあって、天涯孤独となった主人公が、人とのつながりと、いろんな愛を経験し、一人前になっていく。アン得意の女性主人公で、相変わらず強い女性布陣!個人的は好きな部類の作品です。読んでて脳内変換された情景は、何故か竹宮恵子先生の作画風?なんか「地球へ」が彷彿したのかな?2012/06/03

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