内容説明
最初はたんなる黒い雲のようにみえた。だが、近づいてくると、その雲からシューシューと音をたてて降ってきたのは、雨ではなかった。一見雨のような銀色の糸は、触れるものすべてを貪りつくす恐ろしい怪生物だったのだ!科学技術を捨て去り、牧歌的な生活を営んでいた植民者たちは、この思いがけない災厄で恐慌状態に陥った。手持ちの高速飛行ソリを使った撃退方法も、その場しのぎのものでしかない。“糸”を退治するためには、なんらかの生物を遺伝子改造することが急務の課題となった…。惑星パーンの黎明期を描く、シリーズ番外篇登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
konkon
2
辺境の惑星パーン移住期の火を吹く竜、竜騎士委誕生の話。ソルカやショーン、良かったです。2016/03/31
しまっち。
2
ちょっと感動しちゃった。パーンへの入植から糸降り、北大陸への移動、そして竜と竜騎士の誕生は、こんな短期間に起きたのだな~。そして愚かな数人の愚かな振舞いが、のちの時代への希望の一部を失わせた。人間社会の在り方まで考えさせる。SFからファンタジーへ、壮大なストーリーだ~。2014/05/19
いちはじめ
1
予想だにしなかった危機に立ち向かうため、竜/竜騎士の誕生にまつわる話。うまいこと帳尻を合わせたかな2001/03/30
宇宙猫
0
★★★★★
maruha
0
最初はSFになっててすごくめんくらったけれど、うまく正史のファンタジーのような世界につなげていたので、読んだ当時ある意味感動した記憶が…。