内容説明
暗殺者たちが潜む球電に向けて、地球から謎のメッセージが送信された。地球に暗殺者の協力者がいたのか?メッセージの送信所は、南太平洋のムーレア地区。しかも、メッセージが送信された直後に、この地区ではヒーチー人の少年と東洋系の少女が行方不明となっていた。機械貯蔵の知性となったロビネット・ブロードヘッドは、アインシュタイン・プログラムの助力もあおいで、事実の究明に乗りだすが…宇宙創成と“失われた質量”の関係、そしてヒーチー人が畏怖する暗殺者たちの実体がついに明かされる!巨匠ポールの好評シリーズ第4部。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マサトク
1
平和に終わってよかった、というのはネタバレなんだろうか。でも、そういうことだなあ。やや肩透かし感もあるけど。こういうスケール感の物語をアップデートしたのがイーガンなんじゃないかしらと思わなくもない。2022/03/11
赤井流久
0
☆☆ 「1」は恐るべき傑作だったのに、「2」になるや恐るべき度合いで水準が落ち、「3」はそれすらも下まわる。本作は、前作よりまあ面白かったかなという程度。未訳ながら「5」があるそうだが、読む機会はないだろう。 また、生身の人間の時間の感覚とデイタとしての人間のそれがあまりにも乖離しているという描写が、数頁ごとにうざいくらい繰り返されるのだが、本筋にも関係あるとは思えず、ほとほとうんざりした。2013/07/13
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
0
☆×2.5…あれ…上下巻にした割にはこの作品、どこか作品そのものが薄いような気がします。気のせいでは…ないはず。ただし、幸いなことに世界観はすばらしいのです。ただし、ちょっと何もかも中途半端でしたね。せっかく出てきたヒーチーに関してもさっぱり物語には生かされませんでしたし。うーん…一応ハッピーエンドになったから由としないといけないのかしら。基本このシリーズは読むだけ損になるような気がします。2012/09/11