内容説明
ロビネット・ブロードヘッドの旧友、オーディー・ウォルサーズが、ヒーチー人の思考らしきものと接触した。その接触源にむけて、ブロードヘッドはすぐに無人船を出立させる。ただし、その方向はアインシュタイン・プログラムがヒーチー人が潜んでいると主張していた、銀河系中央の巨大なブラック・ホールの位置とは微妙にずれていた。けれども無人船が送信してきたのは、端から端まで十万キロもの長さの帆を備えた光子宇宙船の影像だった。ついにヒーチー人の正体が明かされるのだろうか?多面的な語り口で鮮やかに描きだされる壮大な宇宙史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
3
〈ヒーチー・サガ〉の3作目。発見された未知の種族の宇宙船による「宝探し」から幕を開けた本シリーズは、宝を探す一調査員から世界でも有数の巨富を築き、政界・軍隊にも太いパイプを持つことになったロビンの冒険物語が主体ではあるが、一方でジークフリートやアルバートといったテクノロジーの、クララを残して自分だけが助かったというトラウマを抱えた人物の葛藤の、またヒーチーを始めとした様々な種族が登場する古き良きスペースオペラの物語ともいえる。ともあれ、いよいよ”暗殺者”に対する戦いが始まる予感を残して次巻へ進む。2023/05/28
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
1
☆×2.5…ぶふっ…下巻で巻き返しがあるのかな、と思ったら全然巻き返しがないどころか、むしろひどくなっているという。その主たる原因はずばりウワンの阿呆でございます。どこまでも救いようのない、自分勝手でわがまま放題の阿呆。ロビネットがお友達扱いしないわけが分かります(笑)しかしながら、こんなむかむかな項目が多いけれどもある意味重要な巻ではあるんですよ…ただしあの阿呆のせいですべてがおじゃんという。とかく読みづらさが目に付く作品でした。2012/08/31
goldius
1
死んでも死なないキャラでどんどん続き、テーマが愛だったとなれば、これは、宇宙戦艦ヤマト化してきたと言うべきであろう。5や6が出ても読む必要なし。2までで充分である。2004/07/15
shibatay
0
再読2012/11/12
レンズマン
0
796