ハヤカワ文庫<br> リングワールドふたたび

ハヤカワ文庫
リングワールドふたたび

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  • サイズ 文庫判/ページ数 548p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150107673
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

驚異の人工世界、リングワールド探険の旅から、すでに23年の歳月が流れ、ルイス・ウーは電流中毒となりはてていた。そんなある日、かつて探険をともにしたパペッティア人のネサスが、彼のもとを訪れた。リングワールドの〈建設者〉の秘密をなんとか探りあてたいとのネサスの懇願に、ルイスはふたたびリングワールドを目指して旅立った!だが、巨大な環状世界は破滅寸前だった―中心がずれたため、あと1年半で太陽と接触、すべてが粉々に崩壊するというのだ。ルイスたちは必死でこの危機を防ごうとするが…ファンの熱い要望にこたえてニーヴンが放つ待望の続篇登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スターライト

7
リングワールドの危機を救うため、パペッティア人から誘拐されるような形で事件に巻き込まれるルイス・ウーと、もと”語り手”のハミイーの冒険を描く。相変わらずリーダビリティは高く、魅力的な設定を十分生かしきった(いやそれどころか前作の問題点をもその物語に加味した)力作。パペッティア人に反感に近いものを抱きながら行動するルイスとハミイー、という変わった三人の関係もおかしい。まさか、最後に前作に出てきたあの人が重要な役割を果たすことになろうとは…。2012/01/22

やすお

5
恒星を中心に回転しているリボンのような巨大な人工物がリングワールドである。リボンの表面には1兆を越える亜人類が住んでいる。本作品は「リングワールド」の続編。リングワールドの物理的不安定さを指摘され、辻褄を合わせるためにも出版された(といわれる)本である。読んでみて言い訳がましい作品になるのかと思ったが、そんなことはなく、リングワールドを舞台にした冒険小説だった。各キャラクターの個性が全面に出ていてとても楽しく読めた。本作品はノウンスペースというシリーズもの。入手困難な本もあるが、シリーズ全体を読みたい。2016/09/13

hibimoriSitaro

4
再読。1988年4月初版の98年7月6刷。リングワールドを作ったのは誰だ?というので,リングの秘密を政争に利用したいパペッティア人が地球人とクジン人を拉致って再訪する。タイムリミットは偏心いちじるしいリングワールドが主星に接触して焼け切れるとき(住環境的にはそのずっと前になるけど)。⏎言わば一本道で一所に旅してる感のあった前作と違って小難しく,読むスピードががっくり落ちた。中盤ハミイーあんまり出てこなくて寂しいし。⏎続篇の『玉座』が発見できない。けどまぁこの調子ならいいや。2022/08/10

たっつみー

2
ノウンスペースシリーズの集大成的作品。読者からのツッコミに負けじと書き上げられた。リングワールドの謎を解き、さらに危機を救う。お馴染みのクジン人やパペッティア人、さらにリングワールドに住む人類の亜種達との冒険活劇が楽しい。2020/04/11

tsukamg

2
前回読んだのはすごく昔なので内容はほとんど覚えていなかったが、印象的な断片は記憶に残っていた。ワイア中毒、プロテクター、など。描写を頭の中で視覚化しにくいのは、70年代からのハードSFに共通するところか。リシャスラには、ヒッピーカルチャーの影響を感じる。2017/10/18

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