ハヤカワ文庫<br> スターダンス

ハヤカワ文庫
スターダンス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 438p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150107505
  • NDC分類 933

内容説明

街を歩けば誰もがふり返る、魅力的なプロポーションと素晴らしい美貌の持ち主、シャーラ・ドラモンド―だが、モダン・ダンサーとして成功するには、大柄な彼女の姿態そのものが障害となった。バスケットボールの選手が踊る姿など、誰も見たくはない。しかし、もし、重力のないところで踊れるとしたら…スカイファックの軌道上、ゼロGの環境で踊ることに、シャーラは自分の全存在を賭けた!悲劇的なオープニングから、感動的なエンディングまでユーモアを織りこみながら卓越したストーリイ・テリングで描く、1987年度ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞作、待望の文庫化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かとめくん

17
抜群の才能を秘めていながら、大柄なためダンサーとしての成功が見込めない天才ダンサーと、それを支える挫折経験のある元天才ダンサー。地上の重力下では成しえないダンスを無重力下で行おうとするサクセスストーリー!なのかと思ったら途中からファーストコンタクト要素が入ってきて、見る間に人類の宇宙的進化の話へと広がっていく。ただ、読んだ側としてはそれが良かったのか悪かったのか?それと、ダンスシーンを読む(読ませる)って、やっぱり難しかったか。2017/10/16

Take

0
この、無重力下で踊る、つうのに想像力を掻きたてられます! 重力から解放された3次元的な舞踊の様!あぁ、是非ホントに見てみたいっ!しかし、夢物語な事ばかりではなく、低重力が及ぼす身体への影響。 無重力下での生活の模様、などもシビアに描かれます。 そんなリアルな面もあいまって、さらなるビジュアル的なシーンを思い描いてしまうのです。  なんだ、無重力下で踊るだけかよ~、などと思う無かれ。 その程度の内容でダブルクラウンを受賞できるものじゃぁありませんよ! 話は驚愕するほど意外な方向に超展開!

Empirestar

0
宇宙空間でのダンスによるコミュニケーションを主体としたダンサーたちの長編物語。1978年ヒューゴー&ネビュラ賞を受賞した物語で、共著者であるジーン・ロビンスンはプロのモダンダンサーであり、ダンス部分の描写は彼女に依存するところが大きい。特に第一部にあたる「スターダンス」の部分は、ティプトリーの「たった一つの冴えたやりかた」に匹敵する悲しい物語で、クライマックスのシーンは読者に大きな印象を与えるに違いない。第三部の「スターシード」は驚愕の展開。ただ訳が少しきびしいので、内容が面白いだけに残念。2007/10/04

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