内容説明
惑星ハイブリージルの酒場で、窮乏した宇宙貨物船の船長モーゼス・キャラハンは、中身を知らずに積荷を引き受けた。だが、積貨はなんと、ソーラー・フェニックス反応を引き起こしあらゆる物質を恒星に変えてしまう最終兵器ベータ・トリガーだったのだ。しかも、出港前に依頼人を殺され、船内にベータ・トリガーを積んだままキャラハンは目的地をめざす破目に！傑作冒険ＳＦ！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
14
87年（昭和62年）の460円の初版。青背の中の白背で口絵と挿絵がある。カバーは紅一点のミツコ。本邦では一発屋のマッケンローの佳作。米本国83年の処女長編で、主人公の違うFar Stars and Future Timesシリーズの初巻で、続巻の邦訳は無い。貨物宇宙船の3人は表題にもなった究極兵器の輸送を依頼される。ローダンで言う処の、任意の元素を核融合できる“アルコン爆弾”だ。3人ともワケ有りキャラで、設定も描写も面白いのだが物語全体が何となく未熟（TV脚本っぽい）で、訳者が斎藤氏でセーフ。★★★★☆☆2020/01/14
レンズマン
0
734
