ハヤカワ文庫<br> スタークエイク

ハヤカワ文庫
スタークエイク

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  • サイズ 文庫判/ページ数 441p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150107130
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

4
前作で中性子星探査の人類と知り合って、文明へのヒントを与えられてから(人類の百万倍の速度で)急速に進歩し≪宇宙の支配者≫となったチーラは冒頭では超光速飛行や時間旅行まで達成したのだが、スカイティーチャー(人間と対話する作業を代行するロボット)がp135「あなたがたから、どんな援助にせあよ期待できるとは考えにくいのですがお気持ちは…」と言った直後、中性子星に《星震》=スタークエイクが起こり文明は壊滅した、衛星軌道上のチームを除いて。奇跡的に生存した有名歌手クウィ=クウィ、悪役アッティラなど悲しく、可笑しい…2017/06/04

ALBA

4
とにかくチーラ人の生態が面白すぎ。人類と全く異なる割にはやたらと人間っぽい性格なのも楽しい。ラストに出てくる人間救済に全生涯を掛けた一人のチーラ人には胸が熱くなります。SFファンなら前作「竜の卵」と合わせて絶対に押さえておきたい傑作シリーズです。2012/04/22

inugamix

3
前作にあまり出てこないなと思っていたチーラの生活(ペット、園芸、服飾、住居、格差など)がいろいろわかって楽しかった。荒唐無稽に見えても(たぶん)裏付けのある空想技術や未確認理論などを一流の科学者兼SF作家による小説として(すんなり理解はできないにしても)面白く読めるって本当に贅沢!2009/07/17

びぎR

2
「竜の卵」の続編。竜の卵全体を襲う大災害でチーラ(竜の卵の住民)の文明が危機に瀕する大河ドラマ。登場するチーラはみな人間臭く(!)個性的。個人的には不良少女(?)スペックル=トップのトラブルメーカーぶりが好き。チーラの特性により人類の出番はほとんどなく、人類とチーラの関係がキモだった前作の面白みは失われている。チーラの科学や生活に関するハードSF的な説明はほとんど理解できないが、話を追う分には問題が無いようだ。2018/11/15

石綿

2
知的生命体チーラが住まう中性子星「竜の卵」。調査と交流を終えたドラゴン・スレイヤー号が帰還しようとした矢先、「卵」を大きな地殻震――スタークエイクが襲う。……前作で高度な文明を築きあげたチーラが、今回は絶滅の危機に瀕するのだが、文明が後戻りしてしまう様子やそこから再興していく様が興味深い。面白かった。2016/03/16

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