ハヤカワ文庫<br> 未知の地平線

ハヤカワ文庫
未知の地平線

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150106805
  • NDC分類 933

内容説明

時は23世紀。遺伝子操作が可能となり、すべての病苦は克服され、人々は自由を享楽していた。だが、このユートピアのような地球社会に、反逆をいどむ集団があった。自らを〈生き残りクラブ〉と称するかれらの目的は、より機能的な社会をつくりあげること。四世代以上にわたる遺伝子操作の結果生まれたエリート種の一人でありながら、現状にあきたらぬ若者ハミルトン・フェリクスは、しだいにその運動に巻きこまれてゆくが…巨匠ハインラインが、遺伝子操作の問題に深く切りこみ、ありうべき近未来社会の姿をリアルにかつヴィヴィッドに描きあげた、記念すべき長篇第一作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

9
第二次対戦中に書かれ(1942)、戦後出版された本書(1948刊)には2つの特徴がある。DNAの二重螺旋構造発見(1953)以前に遺伝子改変をテーマとし、優良な子孫が選択されたユートピア社会の閉塞と革命が語られる点と、遺伝子改変のモチーフから社会変革へ動く前半と優良な遺伝子を持つ次世代が人間自身を変革して社会を変える後半へと物語の方向が変わる点である。前半は文化相対主義や社会信用論に立脚した社会の変革が語られ、後半は一般意味論の立場から言語と神経系に制限された人間を超える能力の探究にシフトしたかに見える。2023/11/04

FaianchCha

1
ハインライン節は楽しめるも、お話的にはまとまりが無さ過ぎ。2011/07/28

sanewo

0
昔読んだ2000/01/01

goldius

0
遺伝子操作SFというサブジャンルを確立した傑作2006/10/22

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