ハヤカワ文庫<br> 無伴奏ソナタ

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ハヤカワ文庫
無伴奏ソナタ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150106447
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

27
85年(昭和60年)の520円の青背初版。有名処の邦訳分は分冊の多い作家で手を出すのに少し勇気がいる。本短編集はカード入門の最初の一冊として最適だろう。純粋のSF以外の作品もあり、アクの強いFブラウンを想起。主人公の子供時代の境遇や教育がその後の人生の伏線になっている作品も多い。巻頭の「エンダー…」は短編として鉄板。長編版よりも読み易いのは間違いない。「…共同便所…」はホラー。「憂鬱な遺伝子…」と「猿たち…」は時代は違うがガジェットが共通で同じ世界のようだ。他人のレビューよりまず読むべき一冊。★★★★★☆2021/12/01

Small World

26
青背ではありますが、収められている短編は、必ずしもSFばかりじゃないですね。「四階共同便所の怨霊」なんかは「ジョジョの奇妙な冒険」に出てきそうな話でした~、カードはこんな話も書くんだと思っちゃいました。個人的には表題作よりも「磁器のサラマンダー」が面白かったです。2015/02/17

シェルティ

26
傑作SF11話、知り合いの方に薦められ読んでみました。頭に入って来るものとすぐ忘れてしまうもの、これは良し悪しではなく好みでもなく感性かな。1話目の「エンダーのゲーム」は、戦争ゲームをさせられていると思ったら、本当の闘いだった、っていうことかな。自分としては10話目の「磁器のサラマンダー」が面白かった。あまりSFを読まないのでとっつきにくかったけど、意外とアトムの世界観みたいなものではなく、話の流れが凝っているなーと感じた。面白いけど、苦手な分野かもしれない。2013/04/02

鐵太郎

13
SF界を震撼させた問題作「エンダーのゲーム」の母胎となった短編を含めた11の作品集。何ともバラエティに富んだ、素敵な短編集です。読みにくいもの、異論があるものもありますが、これだけスペクトルのひろいSFを、一人の頭脳が書いたとは、なかなか信じにくい。70年代を代表する作家、といわれたのもむべなるかな。2011/11/09

MICK KICHI

12
キャラメルボックスの愛知県公演「無伴奏ソナタ」、見逃してしまったので、せめて原作でも… 音楽に対する無上の愛、手段を全て奪われても残るものは作品と想い。 他の短編も究極の選択に立たされる存在に対する思考実験的な意味で、小説の面白さを感じます。 おかげで長期積読開放しました。2018/06/05

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