ハヤカワ文庫<br> スタータイド・ライジング 〈下〉

ハヤカワ文庫
スタータイド・ライジング 〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p
  • 商品コード 9784150106379
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

140
イルカ搭乗の宇宙船は宇宙を追われながら惑星キスラップに逃げ込む。上空は列強種族で埋め尽くされる。地球に友好的な種族はどれも支配力が劣るため、ほとんど独力で脱出しなければならなくなる。キスラップの自然現象を駆使して脱出するのだ。なぜ銀河中の種族が地球人を追うのか?彼らは皆が欲しがるある座標を持っているのだ。痛快な読後感。

わたなべよしお

19
 いやはや、困った。読み終えた瞬間から、続きが読みたくなる。ブリンが創り上げた知性化の宇宙だけでなく、人もイルカも何とも魅力的だ。1980年代の極上SFだが、21世紀に入ってから、これほど壮大でユニークな作品が(あ、ダン・シモンズがいるか!)。ともかく面白い。2021/05/01

蛇の婿

17
…ステノスが俊夫を見つけて上げる叫びに苦笑w この表現、「わざと」ですねw 作中、イルカ語と日本の俳句を対応させるなど、おやと思っていたりもしましたがそこでそうくるか!ww 実はこの作者さん日本大好きだろう!ww ラストの『やつらの野蛮な言葉で”ニャーニャー”とは、いったいどういう意味じゃ!』にも爆笑させていただきましたし、そのストーリーや設定、胸のすく展開にも加えて、フレーバーに至るまで実に面白い作品でした!「ニャーニャー」はどう使ったんだろう…気になります。ww2015/03/22

Dai(ダイ)

16
やっと読み終えることが出来た!これで面白い本を心置きなく読めるぞ!この本については、始めから予想した通りの結末で取り立てて語ることもないが、上巻でも触れたように、よくもこれほど読みにくい本を書けたものだと感心する。描写がヘタ過ぎて誰がどこで何をしてるのか全く理解出来ない。作者のトリックでわざと分かりにくくして最後に あっと言わせる仕掛けかと深読みもしたが、…。そもそも、イルカとチンパンジーと人間が同じ宇宙船で行動を共にするなんて…ブツブツブツ…。2014/12/31

duzzmundo

11
なかなかおもしろかった。人類が出会った漂流船団はなんだったのか、その謎は解けませんでしたが、その秘密を知ってるであろう人類捕獲のために列強種族たちが延々と戦い続け、その間になんとか人類は脱出方法を模索し、さらにイルカ同士の種族差別的な内乱もあり、とにかくもりだくさんで楽しめます。この「宇宙上のすべての知的生物は何者かとのファーストコンタクトによって知性化された。ただ、地球人だけは自発的に知性化した可能性がある」という設定がおもしろい。続きが気になるので続編も購入予定。2021/09/07

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