ハヤカワ文庫<br> 魔法の迷宮 〈下〉

ハヤカワ文庫
魔法の迷宮 〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 369p
  • 商品コード 9784150106225
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スターライト

5
本巻の前半は、飛行機による空中戦とリバーボート同士のたたかい。後半はいよいよこの世界の創造にせまっていく。通して読むと上質のエンタテインメントになっており、どこかで映画化してもおかしくない作品。倫理的な進化がものさしになっているあたり、哲学的でもあり宗教的でもある。読み応え十分の力作。2012/02/05

鐵太郎

1
下巻の前半は、二隻のリバーボートによる激烈な戦闘シーン。この展開が悲惨だけどまだるっこしく思えるのは、訳文のせいかな。とはいえ、何十年も凝り固まった憎悪を命がけで叩きつける発想は、肉食系という以前に西欧的な執念深さですなぁ。いささか食傷気味。で、二人の主要キャラが共倒れになり、今度は第三巻のバートンが主人公となって上流の霧の塔へ進撃します。これによってようやくこの世界の謎が解明されるのですが、なんというかこの執拗さには辟易しました。お腹いっぱいになってゲップをこらえつつ、なんとか読了しました。ふう。2013/05/11

goldius

1
生き残ってタワーに着いた者たちは、リバーワールドを管理していたバイオコンピュータの発狂を知る。全人類360億の魂を救う為、ゲーリングはパワードスーツに身を包み闘将ダイモスの最終回のような突進をする。防禦レーザー砲に穴だらけにされて倒れるゲーリング。強襲して思い出銀行を破壊できないとなると、秘密スイッチXか保安システムテトンか安全機構セネカを発動させねば!数学教師ドジスンに習った論理思考を駆使し、アリス はキチガイの国で言葉遊びをする。コンピュータは電気ヒナギクの夢をみるか?2003/11/25

石綿

0
セカンド・チャンス教会の教祖が暮らす国の近くで、いよいよ二隻のリバーボートが激突する。クレメンズによる復讐戦と、バートンの最終目的地である北極点の塔への冒険の旅の4巻。このリバーワールドが作られた目的、復活がやんだ原因など様々な謎が明かされる。……エシカル人の目的や論理など、キリスト教圏の作品だなぁという感想。設定が壮大な分、シリーズ全体が長くなってしまって読むのに時間がかかった。まぁでも悪くなかったかな。2016/05/27

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