感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
記憶喪失した男
2
内容覚えていない。剣についての記述はあまりなかった。
mayuri(Toli)
1
この巻では、様々な表情を持つエルリックを見ることができる。そこで、このメルニボネ人ははなんて魅力的なのだろうと、改めて気づくのだ。残忍ではあるが、愛というものの価値を知っている。そうして愛は剣や魔法に優りすべてを変えて、打ち克つ。 エルリックの物語はまさしくファンタジーだ。そこには現実の苦悩と理想がある。 やはり私はエルリックが好きだ。もう、12年以上も、この思いは胸の内にあって変わらない。2018/11/18
プロムナード
1
第1章、セレブ・カーナとようやく決着。メルニボネの生き残りの零落ぶりが悲しい。君たちはかつて世界を恐怖のもとに支配した種族だろうに。砦の攻め手と守り手が風と火の精霊を召喚して戦うという構図がかっこいい。第2章、先祖がグールとして生き続ける国を訪問した一行の怪異譚。諸星大二郎「生命の木」を思い出す。第3章、モンゴルのヨーロッパ侵略的な話で、さらっと語られるが一巻費やしてもいい歴史的大事件だった。猫の王ミーアクラアの活躍が嬉しい。エピローグも、5つの門をくぐりぬけて神々に会うというこれまたファンタジーの王道。2015/04/21
towerofthesun
0
「神々は己が生み出した人間どもを操って、奇妙な戯れを行うのだ」エルリックは答えた。「誰が神々の意図を知りえよう?」…。この巻は情景が目に浮かぶ分かりやすい冒険譚が多くて楽しかった。猫の王ミーアクラアが一仕事終えて、「青と琥珀の色の暖かい世界」でまどろみに入るのが微笑ましかった。2016/04/05
訪問者
0
読了。宿敵セレブ・カーナを倒し、新たな恋人とも出会い、ストームブリンガーも手放したエルリック。大団円の前の静かな平和か。2014/12/07