感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶうたん
10
60年代のアメリカを色濃く反映した世界観で描かれたSF作品。イニシエーションのような彷徨の中で主人公の男女が宇宙からの歌に目覚め、地球の未来へ向けた活動に邁進しようとするお話しである。序盤は街を出るまでが長く退屈で、宇宙へ出かけようやく話が転がって面白くなるかと思ったら、今度は宇宙ステーションで延々と宇宙からの送られたビジョンを見せられ続けて話が停滞。読み手の問題だが、ビジョンも抽象的なところがあり想像しにくかった。風刺的なガジェットは豊富に含まれているようで、当時のアメリカに詳しければもっと印象は違った2022/01/28
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- 和書
- Ｃ３ 〈４〉 電撃文庫
