ハヤカワ文庫<br> 鼠と竜のゲーム

ハヤカワ文庫
鼠と竜のゲーム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150104719
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

56
作者の素晴らしい想像力に、すっかり置いていかれた自分にガッカリです。SFって頭の中で思い描きずらいので、どんな状態か解り難く、私のように読解力がないとクエスチョンマークだらけになります。でも、作者は猫好きなのかなぁ。猫が沢山出てきて、妙に親近感が湧いちゃいました。スミスさんの考えた世界観が、偉大であることだけは馬鹿な私にも、しっかり伝わりました。2012/04/27

hit4papa

48
エヴァファンには言わずと知れた人類補完機構。元ネタここにあり!のSF短編集です。時空を超えたとはまさにこのこと、スケールの超大な宇宙未来史となっています。独特の言い回しやオリジナリティあふるるテクニカルタームが頻出して読み始めは分かりずらいのですが、慣れるとその叙事詩的な世界観に圧倒されてしまいます。作品は50年代から60年代初期のもので、道具立てはともかくとして、感性の面では些かも古さを感じさせません。中でも他のアンソロジーでお目にかかるタイトル作は、宇宙活劇として読み応えがありオススメです。名作!2017/09/30

山口透析鉄

35
この作者の短編集は、この後の2冊も買いましたが、どうも全て処分してしまったのか、書棚には見当たりません。 この方の小説、フランスでは全集も出ている、と読んだ当時のSFマガジン投書欄には書いてありました。 今は日本でも、電子版で短編集、まとめられているようですね。 スズタル大佐の話や表題作など、どれもが非常に印象に残る小説で、幕間の解説も良かったんですよね。 平面航法が考案される前の宇宙船のイメージもすごかったです。 ただ、スズタル〜を読むと、ちょっとホモフォビアっぽい部分もあるような。1987/03/16

たまご

24
おおお,猫好きが・・・.しかも,飼い猫キャプテン・ワオよりも,もっと好きな猫がいるんですね・・・.表題作のパートナーとの意思疎通のところが,かわいくて好きです. いろんなSFやアニメや漫画の元ネタは,もしかしてこれか!と驚くことたくさん. 作者は,今私たちが生きている世界とともに,この作品に描かれた世界にも生きていたので,あまりに自明な事ゆえに説明もなく話が進んでいくのでしょうね.もっと続きを読んでみたいです.2015/06/07

アルビレオ@海峡の街

17
最初は肌に合わないかな?と思っていた。「スキャナーに生きがいはない」が序盤はあまりにも情報がなく進んでいくので。でもこれはこの人の作風なのだと思った。少しずつ状況が理解できて、自分の中に経験値として蓄積されていき、世界観が分かってくる。8編どれも良かった。ク・メルと腕を組んで、アルファ・ラルファ大通りを颯爽と歩きたい。2012/03/24

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