ハヤカワ文庫<br> 栄光の道

ハヤカワ文庫
栄光の道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 447p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150103408
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

9
臆病で堅実な男が諸事情からベトナムの最前線に送られ、負傷後退役する。退役後は不運続きで、新聞広告を見て広告主に会に行くと冒険が始まる。美女の広告主は勇者のようであり、従者の小人は商人のようだが、主人公は森に彷徨う子供のようだ。3人は角のある幽霊、領主の歓待、龍の森、数々の迷路を抜けて、ついに宇宙を統一する知恵が詰まった「卵」を得る。が、その後平和な場所で暮らす主人公は自分の存在意義を見失う。ベトナム戦争時、アラビアンナイトの冒険物語を借りた退役軍人の冒険譚は帰還兵の精神状態を扱った社会派SFであるという。2023/11/23

kinka

4
3分の2くらいまでは所謂ハインラインで、いかにもWASPな青年の、パラレルワールド冒険活劇。だがしかし、残りのほうが面白い。すべてを手に入れた英雄が、状況に忸怩たるものを覚え、美人妻と痴話喧嘩したり、同僚のオッサンにヒモ生活の愚痴を述べたりする小市民的展開が待っている。どうしたハインライン、心境の変化でもあったんかい。一応話にオチは付いてるが、まあ苦しいよね。でも、このある意味スリルな後半部だけで、結構楽しめた。2014/10/29

kodamatsukimi

0
あかん これはあかんで早川さんと翻訳者も思っただろうが どんな作家にもほほえましい失敗作はあるということか 作者本人は好きに書いているだけなのかもしれないが2012/06/15

1977年から

0
1980年

kura_ra

0
「英雄」と「英雄のその後」を描いた小説。どこかでみたような脈絡のないドタバタとした冒険が続くけど、終盤の展開と最後の一行はぐっと来ました。 2011/06/20

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