感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そうたそ
17
★★★☆☆ 侵略SFの名作。ウェルズの「宇宙戦争」のような派手さ・インパクトはなく、知らぬ間に宇宙人が地球人の体を乗っ取っていくという、いわば静かなる脅威が描かれる。むしろこういった侵略の方がより恐怖であるかもしれない。2020/03/28
ふりや
13
アメリカのとある小さな町で、家族、知人がまるで偽物に見えるという集団妄想が徐々に広がっていく。開業医のマイルズは事態を重く見て解決に乗り出そうとするが、自分の周囲の人たちもやがて不可解な言動を取り始める。この町はもしかして、何者かによって乗っ取られようとしているのではないか…?侵略を題材にしたSFで、主人公たちが少しずつ追い詰められていくサスペンス風の展開。福島正実さんの訳は時代を感じさせますが、むしろそれがとても良い雰囲気を出しています。原題の『THE BODY SNATCHERS』もカッコいいです。2022/05/06
あーしぇ
2
こちらもわけあって再読(カバーはユナイト映画提供のボディ・スナッチャーヴァージョンのやつ)。莢が地球を離れるシーンでなぜか久保田早紀の「異邦人」が脳内再生されるのであった…2015/01/27
ナツ
1
一つの街で人々が乗っ取られていく、宇宙人乗っ取りストーリーであるが、ノスタルジックな雰囲気満載で楽しく読めた。ラストもなかなか。淀川長治さんが解説してくれそうな世界観でした!2018/06/19
てらさか
0
ラジオドラマ版を聞いたので原作も、と読んだ。原作の主人公はベッキィに紳士的なんだか一線越えようとしているのか、葛藤が面白い。このくだりラジオで聞きたかった。2017/08/06