感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
4
本巻では、マーク・トウェインことサミュエルが主人公。この惑星リバーワールドの謎をさぐるべく、河の源流にあるというこの世界の創造者エシカル人の本拠地”霧の塔”をリバーボートを建造して目指すというのがストーリー。物語の大半は、リバーボート建造までの様々な出来事が綴られ、それぞれの思惑が交錯し、波乱万丈の感。最後までどんでん返しが用意される怒涛の展開は、圧巻。人間の業にも触れる個所もあり、単なる冒険絵巻とは違った趣もあり、不思議な読後感。続巻に期待。2012/01/27
山像
1
1970年代の異世界転生ファンタジーだこれ!! 科学技術レヴェルの退行した世界で鉄と貴金属を手に入れて無双しようとする。 死んだ人間はすぐさまリバーワールドのどこか別の場所で蘇る(心理的に抱えている問題は一切解決されない)という設定だけど、それって地獄だよなという終盤でサムが到達した真理、仏教的な世界観に慣れ親しんだ我ら日本人からすると最初に聞いた時に気付けよという感じがする。どうなんでしょう。2017/01/21
サスケ
0
昔読んだ本
石綿
0
リバーワールドに全人類が”復活”してから20年。冒険小説家のサムは、落下してきた隕石から鉱物を掘り出し、河を遡るリバーボートの建造を計画する。……主人公が変わって、シリーズ2冊目。河の水源地近くの様子が少し明かされたものの、基本的には近隣勢力との衝突や内紛などボートを作るまでのあれやこれやがメインで、世界の謎は謎のまま。3巻へ続く。2016/03/07
りこ
0
本作品ではサミュエル・クレメンズことマーク・トウェィンがリバーワールドの謎を探るべく巨大蒸気船を建造して旅する。