ハヤカワ文庫<br> 宇宙兵ブルース

ハヤカワ文庫
宇宙兵ブルース

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  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150102463
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kochi

17
2メートルを超えるというトカゲ型異星人との戦いに、人類帝国が総力を挙げて取り組んでいる時、田舎の星で「一級肥料機運転士」を目指していたビルは、薬により強制的に志願させられて軍隊へ。地獄の訓練を経て配属された戦場はなんと、新鋭宇宙戦艦のヒューズ交換だった!そりゃ、いたるところで電力使うから、安全装置は必要だろうが… 起動歩兵が、後半登場して、すぐさま底なし沼にずぶずぶと沈んで行く様は、『宇宙の戦士』なんて大キライ!と言うメッセージか^_^ 入隊前の純朴なビルが、利己的なベテランとして帰郷するラストが象徴的。2015/08/26

記憶喪失した男

4
印象に残っているのは、 主人公の嫌な上官がオシャレのために歯を生命工学で変えていたところである。 おれはサイボーグになる理由を 「1、生身より優れた能力を得るため」 「2、障害者の体の復旧」 「3、オシャレのため」 と三つの動機に分類しており、サイバーパンクは3の理由が特徴的なところではないかと思っていた。 だから、1960年代の作品でオシャレを目的にサイボーグ化しているところに注目した。

yunomi

1
『宇宙の戦士』では、エイリアンと戦う為にパワードスーツが用意されていた。鬼教官達が新米兵に仕込んでいたのはむしろタフネスな兵士魂であり、強固な愛国感情である。つまり、精神は幾らでも改造できるが、肉体の改造には限界があり、それは兵器で補うしかない、という事なのだろう。本作で描かれるのはテクノロジーの発達によって肉体改造に対する制限が技術的にも倫理的にも無くなった世界である。しかし、人々の死を恐れる気持、楽をしたい怠けたいという気持ちは技術発展によっても変わらない。『宇宙の戦士』的価値観を反転させているのだ。2015/04/21

オフィス派の宇宙図

1
ブルースという宇宙兵が主人公なわけではない2012/08/29

まーく

1
詐欺同然で軍隊に志願させられたりと、冷静に内容を考えると結構暗い内容だけど、ドタバタSFということで肩の力を抜いて読める。故郷に戻っての最後のシーンがやっぱり印象的2011/09/05

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