ハヤカワ文庫<br> 2001年宇宙の旅

ハヤカワ文庫
2001年宇宙の旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150102432
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もぐもぐ

32
すごくSFが読みたくなって本棚から。多分映画の方が有名ですが、私はクラークの小説の方が好き。人類の進化、地球外知的生命の痕跡、木星への旅、半世紀以上前の作品だけど何度読んでも魅了される。コンピュータHAL9000の反乱は、原因も結末も今のAIの未来を考えさせられます。2001年からもう20年以上経ってしまったけど未だ宇宙旅行は夢の世界。でも、そんな時間差なんて人類の進化の歴史の中ではとるに足らないものなんでしょうね。2023/09/18

そうたそ

23
★★★☆☆ よくわからない、だけど傑作!な映画で有名な本作だが、実際のところ本作は映画のノベライズでないし、原作という訳でもない。だが映画を見てわからなかった部分を補完する目的としてはいいだろうし、無論本作単体でも傑作。とにかく壮大な描写が圧巻だし、随所に見られるクラークの先見性も流石のもの。だが全体としては、ドラマ性は薄く淡々とした語りが続く。終盤あたりはどうなっちゃてるのかいまいちよくわからないし、結局モノリスが何なのかもわからない。でもこの壮大さを味わうだけでも作品の魅力を満喫できるかと。2018/07/25

そんれい

17
月で発見された黒い石板が何を意味するのか。ディスカバリー号の木星へ旅が、人類発展の旅の行き先を変えることになったといっていいのかな。50年以上前にこの物語が書いたアーサー・C・クラークは、やはりSF界の巨匠だ❗2020/10/31

k16

14
映画とともに有名な作品ではあるけど初めて読んだ。 過去に映画観たような気がするけどモノリスとサルの記憶しかない。 こんな物語だったとは。読みやすく面白かった。 ディスカバリー号での生活描写がよかった。映画観たいなぁ。2021/03/25

misui

10
地球とははるかに隔絶した宇宙空間に恐怖症的なめまいを覚えつつ、それが人類という種の孤独でもあり、終幕において孤独が受け止められる様には心から安堵する。土星や木星、宇宙空間の描写は見てはいけないものを見ている感触があってドキドキするし、「人類と道具」テーマを背景に持つHALとの攻防も手に汗握る。SF特有のスケールの大きさ、射程の広さにひさしぶりに触れて楽しかった。映画よりこっちのほうが好きだな。2014/01/02

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