感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
57
小林信彦曰く、ギャグのみで構成された、究極のギャグ小説。
Fondsaule
33
★★★★☆ 1955年のSF。 火星人がやって来る。 地球の状況があまり変わっておらず、現在でもそのままの感じ。 まったく古くなっていない。2022/01/09
波璃子
23
火星人が突然地球にやって来るのだけどこの火星人がろくなことをせずまったく愛せない。地球人はすっかり翻弄されて地球は滅茶苦茶になってしまう。ここまでの話でも、そしてここからの話の進み方でも発想力の凄さを思い知らされた。2016/04/01
鐵太郎
20
だれが火星人を招いたのか。売れないSF作家ルーク・デヴァルウだったのか。1964年3月26日に現れて8月19日に去っていった火星人とはいったい何者だったのか。緑色で、頭髪がなく、身長2フィート3インチから3フィートの、人類の3人に一人の割合で現れた小人。姿は見えるしその声は聞こえるが、さわることができない。クイムする、と称して瞬間移動できる。その性質は...劣悪。人を困らせるためにいるとしか思えない。こんなやつらが、いったいなぜ現れたのか。──さすがフレドリック・ブラウン、ギャグを書かせたら、超一流です。2019/04/24
hit4papa
18
飛来した十数億の異星人による地球侵略ものです。本作品のヤツらは、目的を明かさぬまま、ただただ、マンツーマンで人々にまとわりつき、いらずらをするという口(?)撃方法で悩ませるのみです。異星人によって秘密がなくなってしまった世界。ドミノ倒しのように崩壊の道をすすんでいく姿がユーモアたっぷりに描かれています。肉体的な攻撃を一切受け付けない火星人。地球人に打つ手はあるのか。オチは、そこにいくまでのドタバタが愉快な分、あっさり目ですかね。