ハヤカワ文庫<br> 二重人間スポック! - 宇宙大作戦

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ハヤカワ文庫
二重人間スポック! - 宇宙大作戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 229p
  • 商品コード 9784150100506
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

30
転送に失敗して反射して戻ってきたスポックと本人で合計二人になってしまうお話。反射してきた方は鏡像なため、体が光学異性体でできている。二人のスポックはやがて相まみえることになるのだが…。本書はノベライズではなくオリジナルのエピソード。余談だがスタートレックは様々な作家が気ままに宇宙を拡張するのでそのカオス状態が楽しい。登場するたびに変わるクリンゴンの政治体制などなどだ。脳が奪われると思考できなくなる唯物論のエピソードと脳があっても精神だけを入れ替え可能な二元論の世界観があたりまえに混在するのだ。

こでまり

5
ページ数も少ないし、かなり昔の翻訳にしては読み易かったです。テレビシリーズとは違う小説オリジナルストーリーでしたが、内容は今一つ。専門用語多数で複製された方のスポックの目的が何だったのかいまいち伝わりませんでした。キャプテンが好き勝手暴れて何とかなるというのは、ドラマと一緒ですね。正直なところ、ドラマの裏話とか各登場人物を掘り下げて書いてくれていたあとがきの方が面白かったです。また、当時の定価300円というのに時代を感じました。コバルト文庫もかつては298円とかだったなと。2017/01/16

まー

2
移送機で転送された先の人物は元の人間か否か、という哲学的な話から始まり、転送時のトラブルでスポックが二人になったことに話が進む。前半、どちらが元でどちらが複製かを探っていく流れが、推理小説みたいで面白かった。クリンゴンも出てきたけど、おまけといった印象だったかな。最後にスポック自身が、とった行動の理由を話すところも、推理小説のまとめを彷彿させた。SF的なアイディアの中で書かれた謎解きが面白いエピソードでした。2017/04/17

ホームズ

2
クリンゴン帝国を相手に戦っているのがいいですね(笑)TV版でオーガニア人の話は見たことあったけどこの話もあったような(笑)しかし新スタートレックの時代になってもこのオーガニア平和条約は有効なんですかね?(笑)まあ同盟国になってるから良いんですけどね(笑)2009/05/19

けんじぃ

1
転送装置で転送される前と後の人間は同一であるかという話はドラえもんのどこでもドアでも言われてたりする話を髣髴とさせた2017/01/24

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