感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人００９
272
宇宙英雄ローダンシリーズ第３巻。先は果てしなく遠いですが頑張って読みますよ。本書の初版が出てから丁度５０年でドイツの作家チームも日本の翻訳チームも世代を超えて引き継がれてゆくのでしょうね。ミュータント部隊のメンバーにはテレパス（読心能力）のジョン・マーシャル、サイコキネシス（念動力）のアンネ・スローン等々、２０名程いますが、テレポーター（瞬間移動）の日本人タコ・カクタの活躍が嬉しく外国では姓名が逆ですので和名は角田蛸ですね。他にイシ・マツという日本人女性がいて森の石松を連想しますが、和名は松イシですかね。2021/09/25
ニミッツクラス
17
71年（昭和46年）230円白背初版。口絵と挿画。サイクル《第三勢力》の邦訳3巻目で、マールとショルス。●忘れていた事→アルコン艦の救難信号の送信先は800光年先のロボット前哨基地。来たのはファンタン星人。のちの番頭アダムスは14年の服役から出所。直径60ｍの搭載艇には小型宇宙艇を搭載。一光秒の遷移は人体への影響なし。●一般項→ミュータント12名追加。テレキネシスのアンネもバリアを通過できる。情報局長官マーカントが裏仲間に。アダムスは資金調達会社GCCを設立。精神寄生体IVsは既に地球に上陸。★★★★☆☆2021/07/17
Dai（ダイ）
13
巻末でようやく結成されたミュータント部隊がタイトルだもんで。2017/12/27
鐵太郎
9
月面のアルコン探査船に「廃船あさり」に行ったローダン一行、まさかトーラが「非常警報」を作動させるとは。この結果、近隣の知性宇宙人が地球のことを知り、殺到してくることに。これを迎撃するために、ローダンは非常な作戦を敢行します。地球の防衛組織を確立すること、ヒロシマ・ナガサキの原爆の結果生まれた（にちがいない）超能力ミュータントを拉致し、教育し、訓練し、最高の戦士に育て上げること！ え、ローダンたちのやったことって、このあいだの北朝鮮と一緒じゃないか？ｗ2006/10/14
cgatocairb
7
LIBーこの巻で書き手交代、のためか最初違和感。内容も、前巻までの崇高さがなりを潜め、「平和」目的なら何をしても良し、となっている。綺麗ごとで現実問題をたらたら処理してられないとはいえ、もう少し手段に対する葛藤部分を書いてくれないと、大国の懸念した超科学を独占した一人の人間の独裁に見える。特に、ミュータント候補を拉致してくるって人権無視は如何なものか。前巻までの協力者が自発的に「平和」に貢献したいと集ったのに、これでは台無し。今回良かったのは、財務相。ご都合的でなく金銭面の事をきちんと書いているのは良い。2015/08/30
