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内容説明
極寒のアラスカ、基地の軍人を相手にする酒場で全裸の若者の他殺死体が発見された。死体が兵站部軍曹のものと判明するや事件は複雑な様相を呈しはじめる。そこで、現場となった酒場を営業停止から守るために一人の男が乗り出した。その名は、ダシール・ハメット軍曹―アラスカ出身のマイク・ドゥーガンが放つ処女作「戦争は死と背中合わせ」。こうした新人の作品から、ジェイムズ・クラムリー、エルモア・レナード、ウォルータ・モズリイら名だたる大家の作品までが勢揃い。ベストセラー作家とミステリ界の重鎮がコンビで贈るミステリの宝箱。
著者等紹介
コナリー,マイクル[コナリー,マイクル][Connelly,Michael]
『シティ・オブ・ボーンズ』などで知られる人気作家
ペンズラー,オットー[ペンズラー,オットー][Penzler,Otto]
ミステリ専門書店店主、評論家、アンソロジスト、作家で、アメリカ・ミステリ界の重鎮
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ27
43
コナリーのチョイスらしく好みの線で選んだのだろう~訳も古澤氏。手慣れた文体に仕上がっている。アメリカの地下水脈的なモノからくみ上げてのミステリー集。時を遡ること3,40年あたりのノワールジュークボックスの風情。E・レナード以外未知のの作家。ミステリー集というより色気・ロマンス臭・ちょい悪のごった煮っていう感じ。随処にくすっと笑わせる落ちや人情が拾い物。「新しいメイド」が印象に残った。ショートを読み続けると名前がこんがらかるのが辛い2021/11/15
panam1927
23
★★★☆☆2017/09/22
くさてる
21
20本のミステリ作品のアンソロジー。ミステリと言いつつも、実際はサスペンスやノワールが多くを占めるのはこのシリーズのお約束だけど、今回はそれでも後味が悪くない面白さがある話が多かった。個人的なベストは、拳銃自殺を試みようとしている男が電話相談に電話したことから始まる「君去りしのち」。息詰まるふたりの男のやり取りがどこに転がるか分からずにハラハラした。皮肉なブラックユーモアに満ちた落ちにも満足。お目当てのジョイス・キャロル・オーツ「頭蓋骨」は好感が持てない人物の救いの無い話で、実にオーツらしく、満足でした。2020/05/13
tai65
3
星3・52015/04/04
bapaksejahtera
2
読み飛ばしも多かったが、このシリーズとしては気に入った作も多かった。2019/10/09