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内容説明
短篇ミステリの魅力とは?その答えがこの一冊の中にある。ロバート・B.パーカー、マイクル・コナリー、トマス・H.クックといった巨匠たちの作品から、これがデビュー作の新人まで、一年間に発表された多数の短篇ミステリの中から、厳選を重ねた20篇が収められているのだ。郊外の住宅地で、大都会の真ん中で、開拓時代の息吹が残る西部で、南米のジャングルで、男が、女が、子供が、老人が…さまざまな事件がドラマを生み、作家の筆が読者を魅了する。ノワールの巨匠とミステリ界の重鎮がタッグを組んで選び抜いた名品をお楽しみあれ。
著者等紹介
エルロイ,ジェイムズ[エルロイ,ジェイムズ][Ellroy,James]
『ブラック・ダリア』などで知られる人気作家
ペンズラー,オットー[ペンズラー,オットー][Penzler,Otto]
ミステリ専門書店店主、評論家、アンソロジスト、作家で、アメリカ・ミステリ界の重鎮
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネコベス
28
2002年に発表されたミステリ短編の中から選りすぐりの20篇を収めた短編集。不思議な迫力がある復讐譚ジョン・ビゲネット「ベフカルに雨は降り続ける」、癌に体を蝕まれ死期が近い男たちの破れかぶれの賭けを描いたクラーク・ハワード「コバルト・ブルース」、ベテラン作家のショッキングな告白を記したジョイス・キャロル・オーツ「ハイスクール・スウィートハート」、ボクシングにたずさわる者の情念を荒々しく描いたF・X・トゥール「夜の息抜き」等が面白かった。他にマイクル・コナリー「二塁打」、ランズデール「ラバ泥棒」も良かった。2019/07/02
DEE
14
少し古い作品ばかりだけど、これだけまとめて様々なテイストのミステリーを読むとさすがにお腹いっぱいだ。もちろんいい意味で。 ミステリーの短編はページの制限だとか長編とはまた違う難しさがあるのだろうけど、それでも質を維持するのがプロの仕事なのだろう。一つ難を言えば本が古くで少々カビ臭かったことかな。2020/11/01
YOMIPITO
3
20年前のアンソロジー。 マイベストは「夜の息抜き」。 このアンソロジーシリーズは徐々に追いかけよう。 隔月/国内中心になる前のミステリマガジンは良かった。2022/01/16
tai65
3
星4・52017/06/05
シゲリッチ
2
これも断捨離本として、処分した一冊。ボリュームはたっぷりあり、読書好きには満腹できる量。唯一印刷フォントのせいか、線が細く字が薄く見えるので読みづらい。2021/07/05