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内容説明
見つけたのは財宝ではなく、金髪美女の全裸死体だった―道楽の沈没船探しで潜水していた私立探偵トニー・ロームは、マイアミの沖合にセメントの重りをつけられて沈む他殺死体を発見する。直後に獰猛な鮫が彼女の顔を食いちぎってしまい、身元は不明のまま。そして唯一彼女の顔を見たロームのもとには脅迫電話が入る。「女の顔は忘れることだ」だが百戦錬磨の探偵には逆効果、ロームは気合充分に事件を追う。その影に潜むのは、美女と、野獣と、そして…フランク・シナトラ主演で映画化。マイアミの遊び人探偵トニー・ローム、待望の登場。
著者等紹介
アルバート,マーヴィン[アルバート,マーヴィン][Albert,Marvin]
1924年フィラデルフィア生まれ。1952年に作家デビュー。四種類のペンネームを駆使し、『セメントの女』を含む三冊のトニー・ローム・シリーズは当初アンソニー・ローム名義で発表した。1996年没
横山啓明[ヨコヤマヒロアキ]
1956年生。早稲田大学第一文学部演劇学科卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅はこべ
7
ハードボイルドだが、チャンドラーやロスマクに比べると軽い。主人公、割と簡単に人を殺しちゃうし。印象的なのは冒頭シーンかな。主人公がダイビングして、海中でセメントの重石をつけられた美女の死体を発見するんだけど、美女の頭部が鮫に食いちぎられちゃうという。怖っ、グロ、2007/12/21
yuko
1
以前見た海外ドラマでこの本が面白いって話しているシーンがあって、ずっと気にかかっていた。事件を追っていくうちにギャングとの抗争有り、濡れ衣を着せられて追われたりとハードボイルドに展開していくが、エンディングは尻すぼみな印象。2016/10/13
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
1
ハードボイルドミステリー。ギャングとの抗争が出てきたり、複雑な展開をたどったり…ページ数以上の内容でした。2008/10/12