Hayakawa pocket mystery books<br> 巨匠の選択

Hayakawa pocket mystery books
巨匠の選択

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  • サイズ 新書判/ページ数 389p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150017064
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

現代を代表するミステリ作家たちに、“自分が書いたことを誇りに思う短篇”と“こんな短篇が書けたらと思う他人の短篇”を選んでもらい、コメントとともにセットで紹介できたら―そんなローレンス・ブロックのアイデアが、スティーヴン・キング、ピーター・ラヴゼイ、トニイ・ヒラーマンらの豪華顔合わせによって遂に実現した。集められた作品は、本格ミステリ、暗黒小説、純文学など、誰もが納得の逸品から、あっと驚く意外なセレクションまで、いずれ劣らぬ傑作・名作ぞろい。現代のマエストロたちによる夢のアンソロジーをとくとご堪能あれ。

著者等紹介

ブロック,ローレンス[ブロック,ローレンス][Block,Lawrence]
1938年ニューヨーク生まれ。泥棒バーニイ、アル中探偵マット・スカダーの二大人気シリーズを擁する。また短篇の名手としても知られている。1994年にはMWA賞巨匠賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

60
巨匠が自分の作品と他の人の作品で一番だと思ったものを収録したアンソロジー。専属殺人と親の無意識な善意による支配をテーマに挙げたキーツの鬼気迫る経過とカタルシスが味わえる「第二級殺人」を選んだのはスティーヴン・キングです。流石、ストーリーテリングで有名なキングだぜ・・・。後、『世界の中心で愛を叫んだけもの』で有名なエリスンが大ファンであるのに一瞬だけ、逢いまみえたウールリッチに対する小説を書いていたのが可愛いです^^「13独房の問題」の博士なんて凶悪化とある特殊嗜好を加えたらまんまレクター博士じゃないか。2015/09/11

ネコベス

32
著名な作家達が次作の中から気に入っている一篇、今までに読んだ作品の中からお気に入りを一篇選び並べて掲載した風変わりなアンソロジー。九人の作家が選りすぐった十八篇の中でもブラックユーモアたっぷりのピーター・ラヴゼイ「ミス・オイスターブラウンの犯罪」、珍しくケルプが機転を利かせるドートマンダー物のウェストレイク「悪党どもが多すぎる」、ハーラン・エリスン「くたびれた老人」、ジョン・ラッツ「法外な賭け」、W・F・ハ―ヴェイ「八月の熱波」が面白かった。2018/12/27

たまご

17
贅沢…♪ 巨匠たちの,自作の好きな短編と,他の作家さんですきな短編をあげて,コメントを付けている.ローレンス・ブロックの,作品書かなくてもこれで一冊( ̄ー ̄)ニヤ... とゆー魂胆もステキです. 他の作家さんの好きな短編て,一番好きな自作品の作風とかテーマとかと似ているものが多い感じなのですね. いやー,おススメです! 2015/11/08

mejiro

13
ジョイス・キャロル・オーツ「第二級殺人」、ピーター・ラヴゼイ「ミス・オイスター・ブラウンの犯罪」、ドナルド・E・ウェストレイク「悪党どもが多すぎる」、スティーヴン・クレイン「青いホテル」、W・F・ハーヴェイ「八月の熱波」が特におもしろかった。作家が自作と他作家のお気に入り短篇を紹介するアンソロジー。「第二級~」、著者はなぜこんなに人間のねじれた精神や昏い心情に通じてるのか不思議だ。感動とは違うが、ずしりとくる。この企画を思いついたローレンス・ブロックはすばらしい。2018/01/04

くさてる

11
作家が、他の作家の作品と自作の中から、それぞれお気に入り作品を選んで並べるという趣向のアンソロジー。ミステリにこだわらず、個性ある作品が並んでいて、読み応え有りました。お目当てだったジョイス・キャロル・オーツ「第二級殺人」は納得の完成度で、これを選んだのがスティーヴン・キングというのにもさらに納得。それ以外では、ピーター・ラヴゼイ「ミス・オイスター・ブラウンの犯罪」、エド・ゴーマン「血脈」、ジョーン・ヘス「もうひとつの部屋」、ビル・プロンジーニ「魂が燃えている」などが印象に残りました。2015/08/22

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