Hayakawa pocket mystery books<br> 探偵家族

Hayakawa pocket mystery books
探偵家族

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  • サイズ B40判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150016555
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

風光明媚な歴史の町バースに住むルンギ一家は、親子三代にわたって探偵事務所を営む“探偵家族”。戦後、裸一貫から事務所をおこした親爺さん、優しいママ、放蕩息子の長男サルヴァトーレ、妻のジーナと事務所を切り回す次男アンジェロ、経理担当の長女ロゼッタ、そしてやんちゃ盛りの二人の孫だって立派なメンバーだ。そんな彼らのもとへ、ある日近所の主婦がやってきて台所の洗剤がいつもの場所とずれているので調べてくれという。雲をつかむような依頼は、やがて思いもよらぬ展開を…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

15
なんとなくアメリカに住むイタリア人家族の話かと思ったらいきなりバースがステキという言葉が出てきてイギリスだったと気づいた。あまりイギリスらしくない話。こんなにめまぐるしく場面交替する必要もないような2012/04/30

アカツキ

12
私立探偵事務所を親子三代で家族経営しているルンギ一家。コミカルな雰囲気は良かったのだけれど、登場人物の多さや、頻繁な場面転換に頭が追いつかなくなって途中でリタイア。長女の恋愛体質にうんざりして、長男のガールフレンド・マフィンのストーカー話にギョッとする。2020/07/15

海星梨

7
おもしろかったですーーー!! 安定のルンギ家族ですね。長編の分、家族全員の人生模様が濃くてそれがいい! 恋愛をするならサルヴァトーレ、家庭を持つならアンジェロという、どっちにしろ女たらしですこの兄弟ー! ロゼッタは不倫以外の恋を見つけて幸せになってほしい。いくら個人主義とは言え、娘が不義の恋愛をしたら殴るくらいしてイイんじゃないママ、と思うのは掲示板まとめの見すぎ? いや時代かも。うわ、出版年が生まれ年だ、と思いつつ。2023/05/22

ヨッシー

4
いやー、読んでいてとっても楽しかったです。ミステリとしてはかなり大雑把だし、モジュラー型としては良く出来ていても最後にかなり駆け足になってしまった印象があります。とはいえ、この独特のまったりした雰囲気が心地良い。ユーモラスな会話を繰り返すどこか緊張感に欠けたルンギ一家の探偵活動が、地味ながらもしっかりとしていて、なおかつ地元密着型ってのが実にナイス設定。この感触はあれです、クレイグ・ライスの傑作『スイート・ホーム殺人事件』。リューインは初読で、他の作品はだいぶ毛色が違うはずですけど、今度読んでみるかなぁ。2012/03/07

Kitinotomodati

2
終盤のたたみかたがちょっと雑かなあ。コメディだと読んできたので良いけど。翻訳も読みやすいので、肩のこらない読み物として。2019/03/10

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