Hayakawa pocket mystery books<br> 黒い霊気

Hayakawa pocket mystery books
黒い霊気

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150012779
  • NDC分類 933
  • Cコード C0202

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

52
「見えないグリーン」より前の事件。降霊会の後、トイレで起きる医者の消失と(トイレ好きなのか作者!!)死体移動。ミュージシャンの空中浮遊後の墜死。オカルト寄りに見えて、かなりの皮肉とユーモア。だが、事件と関係ないとこでぶっ飛んでるのはどうなのよ(爆笑)。そこら辺詳しく。2022/05/30

藤月はな(灯れ松明の火)

30
『電氣人間の虞』が好きな人におススメ(笑)降霊会の正当性を調べるための第三者として参加した探偵の前で起きる不可能殺人。さらに俗物、気取り屋などのオカルト関係者に警察関係者と共に完全なアリバイが有り状態に苦戦しつつも探偵を降霊会へと参加させた仲介者の胡散臭さも相俟って迷走かと思いきや・・・・?最後のオチには本当に爆笑してしまいました。しつこい伏線はそっちかい(笑)2014/07/03

mejiro

4
オカルトが絡んだミステリ。謎解きは『見えないグリーン』のほうが鮮やかに感じた。 刑事たちが喧嘩してプロレス技をかけ合ったりとか、どうでもいい地の文が可笑しかった。      2016/01/02

エチゴヤ

4
「見えないグリーン」のサッカレイ・フィンが探偵役。飄々としていて読んでる途中が面白いタイプの探偵さんです。←と書いていましたが、見えないグリーンにはサッカレイ・フィンは出てこないとご指摘いただきました。2015/04/20

UPMR

2
『見えないグリーン』と同じく探偵役は私立探偵のサッカレイ・フィン。スラデックの長編ミステリはこの二冊のみだが、流石にグリーンより一段落ちるか。神秘主義の団体で起こる超自然現象による殺人とあまりひねりのない展開で、若干序盤が退屈するのは否めない。時折飄々としたユーモアが挟まれているものの筆致は落ち着いていて、フィンの捜査過程がほぼ単独行動で動きも少ないからか人間消失や空中浮遊といった事件の派手さとは裏腹に平板な印象を抱かせる。トリックについてはスマートな解決という感と拍子抜けの感が半々(とくに人間消失)。2022/11/19

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