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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨコケイ
2
ハーレム地区の黒人刑事コンビ墓掘り&棺桶の1。幼稚な詐欺に引っ掛かった間抜けな黒人青年は、会社の金に手を出してしまい、穴埋めせんと挑んだ賭場でもカモられる始末。最後に頼った双子の兄がまた悪党で…という出だし。それがタランティーノ張りの狂騒的なお宝争奪戦に発展する。連れ去られた愛しい恋人は天使かそれとも?ハイムズは、セリ・ノワール経由で米本国に逆輸入された黒人作家だが、ファムファタルといいデスペラードなドタバタといいノワール大好きフランス人(偏見)には堪らないかも。ハーレムの描写が興味深い。ニヤけてまうな。2020/01/12
陽一
1
暴力的な熱気。渇いた舞台。復刊する価値のあるハードボイルド
じゅん
0
★★☆☆☆その場しのぎの連続が織りなすドタバタ劇で、あんまりおもしろくなかった。主人公がかなり天然で、終始騙されて巻き込まれつづけるのはおもしろいのだが、女性を助けるために乗り込んだ敵の本拠地であろうことか眠りに落ちたり(ふつうに眠くなって寝る。薬とかじゃなく)と、展開の無理を通すために思いつき(その場しのぎ)で書いているのがひどい。フランスミステリみたいだと思っていたら、案の定フランスで賞をもらっていてめまいがした。キャラが魅力的で描写も活き活きとしてるのだから、それに見合うプロットの彫琢が欲しかった。2015/11/27
kanamori
0
☆☆☆★2013/09/30
takeakisky
0
a rage in harlem。セリ・ノワールでコクトオに激賞と解説に。時代を考えても、どこかファンタスティックなハーレムと人々。日活の無国籍映画っぽい。どこといって特筆するところもなく読み了える。たまにはこういうこともある。2022/12/31