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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
53
東京創元社の『怪奇小説傑作選』で収録されていたものも収録。レ・ファニュの「緑茶」はオリエンタリズムと無意識という科学の融合によって生み出された怪奇小説の白眉だと思います。「魅入られたギルディア教授」は怪異に見舞われるのが理性を尊ぶあまりに愛情(感情)を否定する男であるのが弄れていて興味深い。そして怪異もそんな男を嫌うからではなく、愛しているからこそ、怪異を引き起こすという所も注目かな。「柳」は怪異の大本が柳か川か川に潜む何かか分からないところがやっぱり、怖いな・・・。後、「パイプを吸う男」の衝撃の発言も。2015/11/05
ニミッツクラス
24
76年(昭和51年)の590円のポケミス5版(初版同年)。編者等の記載が無いが都筑道夫氏らしい(氏の早川時代の事はWikiにもある)。英米の古典7編を収録で、98年に発刊45周年記念で復刊したから図書館にもある。巻頭の「緑茶」のような“手遅れ系”は読んでいて歯痒い(緑茶、関係なくね?) 「人間嫌い」は肩越しに振り返る時だけ相手の素性が見える異能…面白いワンアイデアを畳み切れないのが怪異譚。因果が明瞭で読み易いのは“吸血鬼物”の「アムワース夫人」。「上段寝台」は海洋奇譚でホジスン好きには受ける。★★★★☆☆2021/11/04
いっこ
2
古色蒼然とした訳文も趣と思って読んだが、「南無三」はないだろう。古典的なストーリーが多い中で、「人間嫌い」が面白かった。自分の顔を鏡で見る時、あの角度でみないよう注意しよう。2020/10/04
本の虫・・・になりたい
2
ペレスフォードの「人間嫌い」は異訳で読んだことあるけれど やっぱり傑作です。「ある角度」で人を見ると異形が見えるという発想は斬新です。ヒチェンズの「魅入られたギルディア教授」もオドロオドロしい物語設定に感じ入りました。人間には見えないけれど鳥にはその姿が見えるというゴースト。最後にギルディア教授が亡くなるところはよく分からなかったので、又再読してみたいです。2013/04/26
こまい
2
『上段寝台』は、鬼太郎さんが出てきても違和感はないなと思いました。2012/09/18