NHKブックス<br> 「人間国家」への改革―参加保障型の福祉社会をつくる

個数:
電子版価格
¥1,221
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

NHKブックス
「人間国家」への改革―参加保障型の福祉社会をつくる

  • 神野 直彦【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • NHK出版(2015/06発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 26pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月28日 04時35分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140912317
  • NDC分類 341
  • Cコード C1333

出版社内容情報

財政破綻、地方消滅、社会保障崩壊、果ては民主主義の危機までが叫ばれる中、いま真に必要な改革とは何か。人間の生を最上位に位置付けた「人間国家」が日本を変える――財政・社会保障の大家による提言!

内容説明

グローバリゼーションによって進んだ「市場拡大」と「政府縮小」の潮流は、世界中に二つの過剰と二つの環境破壊をもたらした。過剰な豊かさと過剰な貧困、自然環境の破壊と人的環境の破壊である。一方国内では、地方消滅、社会保障崩壊、民主主義の危機が忍び寄る。政治が市場を制御し、財政を有効に機能させ、すべての人間の参加が保障される社会はどう実現されうるのか。人間を「手段」として見る「事業国家」から、人間の「生」を最上位に位置づける「人間国家」へ―。財政学の大家による提言の書。

目次

第1章 歴史の「峠」に立ちて(危機を「理解」する;「人口減少社会」の教訓;導き星としての制度主義;「大きな社会」へ)
第2章 「人間国家」へ舵を切る(知識社会への転換;「学びの社会」を創る;生活保障から参加保障へ)
第3章 財政を有効に機能させる(租税国家の危機;「人間国家」を支える租税制度)
第4章 民主主義を活性化させる(「遠い」政府を「身近な」政府に変える;「参加型」民主主義を構想する)
終章 「人間国家」が導く「懐かしい未来」

著者等紹介

神野直彦[ジンノナオヒコ]
1946年、埼玉県生まれ。1981年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪市立大学助教授、東京大学教授、関西学院大学教授などを経て、東京大学名誉教授、地方財政審議会会長。専攻は財政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

37
社会学も財政学も、ホモ・エコノミクスとして人間を純化するのではなく、人間は社会をなして存在するという人間観に立脚しながら、スミスの政治経済学を批判した。財政学はドイツで、ワグナー、シュタイン、シェフレの三巨星が確立。イーリーは新渡戸稲造、片山潜に影響した(44頁)。経済は人間が自然に働きかけ、生存に必要な有用物を入手する営みで、自然環境を巧みにやり繰りすることを含意(65頁)。知識集約産業:知識で質を追求し、人間的な生活を送る産業(78頁)。2016/02/23

きさき

11
★★★★☆:サクサク読めて、まあまあ勉強になった。問題提起は良いけど、具体的にどう解決していけば良いかが説明されていない。あと、作者はスウェーデンが好きすぎる(笑) どうしたらこれから日本人がもっと幸せに生きられるかを考えてなくてはいけないと思った。2017/12/25

うーひー

3
教育や福祉といった「現物給付」の担い手を、政府から地域共同体に移譲させる。しかもその担い手は、「経済システム」(市場原理)の下に行動するのではなく、「社会システム」のもとvoluntaryな動機で行動する。政府は、課税ベースを拡大しつつ、中央政府と地方政府、社会保障基金政府の三体系に再編成され、ローカルな相互扶助コミュニティを促す。めちゃ明確な国家構想で、説得力あり。ただ、外部者の社会包摂や、どのように人々のOwnershipを醸成させるかについては明確な答えはなく、しかもそれが最大の問題なのではないか。2018/06/16

Ra

2
今後の異動も見据え、己の興味関心のreshapeに取り組んでいたところ、就活直前に読んだ本書を想起し再読。 市場(市場原理の経済システム)・政府(民主主義原理の政治システム)・社会(共同体原理の社会システム。帰属集団であるinformal sectorと機能集団であるvoluntary sectorに大別。)の三位一体的なtotal systemとして現代社会を捉え、その改革を構想する。2021/06/28

Hisashi Tokunaga

1
財政学の泰斗である著者が何故本書を執筆したのか?先ずは「おわりにー曙光を期待してから」を一読して読み始めるのがよさそうだ。「人間国家」への期待とそれに向かうための困難さを知りつつ本著は書き進められたのでないか。神野教授の半遺書的論文で冷めた研究者の熱い情念さえ感じられる著作でした。 2016/02/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9767323
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。