内容説明
なぜ水田を中心にした社会は行き詰まったのか。老農の証言から浮かび上がる歴史の深層。米づくりは持続可能だったのか?新田開発は社会を豊かにする一方で農業に深刻な矛盾を生み出した。エコでも循環型でもなかった“江戸時代”をリアルに描き出す力作。
目次
序章 江戸日本の持続可能性
第1章 コメを中心とした社会のしくみ
第2章 ヒトは水田から何を得ていたか
第3章 ヒトと生態系との調和を問う
第4章 資源としての藁・糠・籾
第5章 持続困難だった農業生産
第6章 水田リスク社会の幕開け
終章 水田リスクのその後と本書の総括
著者等紹介
武井弘一[タケイコウイチ]
1971年、熊本県生れ。東京学芸大学大学院修士課程修了。専門は日本近世史。現在、琉球大学法文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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