NHKブックス<br> 論文の教室―レポートから卒論まで (新版)

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NHKブックス
論文の教室―レポートから卒論まで (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140911945
  • NDC分類 816.5
  • Cコード C1395

内容説明

論文って何だ!?それは、「問い」に対して明確な答えを主張し、その主張を論証するための文章である。主人公は作文の苦手な大学新入生。彼が読むに耐える論文をなんとか仕上げるまでを時系列で辿りながら、論理的に文章を書くためのノウハウを伝授。論文のアウトラインの作り方を丁寧に紹介するほか、主張の説得力を高めるためのコツを明快に説く。インターネットなど情報へのアクセス法もさらに詳しく解説、巻末付録も充実した決定版。

目次

1 キミは論文って何かを知っているか(論文の宿題が出ちゃった!;論文には「問いと主張と論証」が必要だ;論文にはダンドリも必要だ ほか)
2 論文の種を蒔こう(論文の種としてのアウトライン;論証のテクニック)
3 論文を育てる(「パラグラフ・ライティング」という考え方;わかりやすい文章を書くために;最後の仕上げ)

著者等紹介

戸田山和久[トダヤマカズヒサ]
1958年生。1989年、東京大学大学院人文科学研究科修了。専攻は、科学哲学。現在、名古屋大学情報科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

34
大学生用のものだが、論文の作法を学ぶには好適な一冊。巻末豪華付録があるので、お値段としてはかなりお得感がある(291-308頁)。特に★1つの箇所はジャーナルに載せるための専門論文には不可欠。書籍紹介も人によっては重宝する。リンク集http://www.rnavi.info/ (→http://biblioguide.net/index.htmlへ移動した)もある。(とはいえ、図書館から借りているのだが。)問い、主張、論証(第2章)のあるのが論文。2015/01/16

あむぴの

25
論文を書くのが下手な「ヘタ夫くん」との対話形式の文章。アウトラインとパラグラフの重要性を説明している。学生時代に、こういう本に出合いたかった。論文の最後を締めくくる文章でダメな例がいくつか出ていた。結婚式のスピーチみたいな、こういう文章を書く人多いんだろうなあ。2012年8月、NHK出版。2018/10/22

fu

20
論文の書き方にはお作法がある。読んでいる途中、自分の文章の稚拙さに赤面し、説教されているようで投げ出したくなったものの、論文の型とはなにか具体的に様式を学ぶことができて良かった。アウトラインの重要性がよくわかる。ブレることなく傲慢に自論の正当性を一貫して主張する文章を、書くことができるかという点が、個人的課題。2015/06/20

那由田 忠

18
「問いのフィールド」という大きな問いから様々に問いを広げる手法を確認したくて読んだ。論文の構成をまとめていく、アウトラインを徐々に更新していく手法がとても有効である。くだけすぎるようには思うが、ターゲットとした若者のニーズに合ったからこそ売れているのだと思う。真ん中にある論理学の部分だけが難しいけれど非常にわかりやすい。シンガーの動物権利論の紹介にもなっていて、そういう意味でも研究論文をまじめに書きたいと思う人、高校生や大学生にはお勧めの本と言える。2020/05/22

キョートマン

17
もっと早い時期に読みたかった本。「禁句集」を使いまくっていたのでこれからは注意したい。本の語り口調も面白い2021/11/03

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