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NHKブックス
物質をめぐる冒険―万有引力からホーキングまで

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140910443
  • NDC分類 420
  • Cコード C1340

内容説明

科学の最前線で今、物質の見え方が大きく変わろうとしている。たとえば目の前にあるコップ。この確かな手触りや重さをもつモノを解体していくと、位置も形も特定できない量子が顕現する。科学の進歩で、ミクロの世界から何万光年もの宇宙の涯まで解明されると、モノの本性は、生成消滅を繰り返し、周囲との関係性に還元される抽象的な存在(コト)であることが判明した!較固たるモノの世界を記述したニュートンから、モノも時空も消え去ったコト的世界を描く最新科学理論まで、人類の知的進化の奔流を追う、スリリングな物理思想の旅。

目次

プロローグ モノからコトへ
第1章 クラシック―モノの科学の黎明期(そもそも物質とはなんだろう;最後の魔術師、最初の物理学者―ニュートンの力学;偉大すぎるほど謙虚?―マクスウェルの電磁気学 ほか)
第2章 モダン―科学革命の勃発(物質観の変革―アインシュタインの公式;アインシュタインとパンドラの匣;驚くべき量子の世界 ほか)
第3章 ポストモダン―最先端の科学が見せるコトの世界(「無」から始まる宇宙;量子と宇宙がつながる!―ホーキング宇宙論;究極の仮説1―超ひも理論 ほか)
エピローグ 色即是空の物理学

著者等紹介

竹内薫[タケウチカオル]
1960年生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(専攻:高エネルギー物理学理論)。Ph.D.(理学博士)。サイエンスライターとして科学書の執筆、翻訳、評論、講演などで幅広く活躍するほか、ミステリー作家「湯川薫」として小説も多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トムトム

3
量子や相対性の本としては、かなり分かりやすいと思う!そもそも誰も見たことがないとっても小さいもの。この原子とか電子とかの概念を身につけるだけで普通の人には難しいと思います。この本は時々でてくる「ななめ坊や」が例え話で分かりやすく教えてくれます。なぜか最後に、ななめ坊やに泣かされるという、、、読後感が不思議です。2019/09/13

三神 冬宝

3
本書は力学を丁寧に教えていて、ちょうどよい復習になった。2013/05/13

ルアット

2
非常にわかりやすく解説してくれているが、なかなか理解できなかった。量子というものの存在が抽象的過ぎるというか、人間の思考の範囲を超えてしまっているような気がする。人間の知力なんてちっぽけなものだということをこの本は感じさせてくれた。でも面白かったので、また再読しようと思います。2011/11/13

tk

2
物質を古典力学的な意味での分析的な捉え方ではなく、量子力学的な複雑系として、関係性として物質を捉えるという趣旨の本。2011/05/31

壁と男と涙とブルーコメッツ

2
スピンネットワークが興味深い2010/10/05

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