内容説明
空気の読めない人、恋愛の失敗を繰り返す人、孤立してしまう人…共通する問題点は、相手との「間」のとり方にあった。“時間的な間合い(タイミング)”、“距離的な間合い”、気持ちの親しさをあらわす“心理的な間合い”、これら三つの間合いにより総合的に人間関係を読み解いていく。あだ名、表情などを手がかりに相手との間合いを調整したり、ケータイやメールなどのヴァーチャル空間で適切な間合いを作るコツを伝授する。学習心理学や発達心理学の最新の成果を踏まえた知的実用書。
目次
序章 「つかず離れず」の心理学
第1章 三つの「間合い」で対人関係を読み解く
第2章 「間合い」の混乱―体験的空間からメディア空間へ
第3章 ニックネームは「間合い」のバロメーター
第4章 気づまり感を解消する方法―「間合い」作りの失敗から学ぶ
第5章 恋もキャリアも「間合い」で決まる
第6章 間合い上手へのトレーニング
著者等紹介
大野木裕明[オオノギヒロアキ]
1951年生まれ。名古屋大学大学院博士後期課程修了(教育心理学専攻)。教育学博士。椙山女学園大学助教授などを経て、福井大学教授(教育地域科学部教育実践総合センター)。心理学の立場から、メンタルヘルス不全を予防する人間関係スキルの研修プログラム開発、およびキャリア教育の実践・評価をおこなっている
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