内容説明
30年間にわたる日本人のものの考え方・価値観の変化を豊富な図表を使って分析・解析する。
目次
1 序章―三〇年という歳月
2 男女と家庭のあり方
3 政治
4 ナショナリズム・国際化・宗教
5 仕事・余暇
6 日常生活
7 生き方・生活目標
8 終章―世代の変化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由田 忠
1
1973年から5年ごとに地道に続けてきた意識調査の2003年版、最新でないものの日本人の大まかな考え方や志向がわかる。意外なこともあるので社会の動きを研究し関心のある人は必ず読むべき本と思う。公民の教員として驚かされたのは憲法に記された「国民の権利」を選ぶ質問。生存権を7割以上があてるけれど、表現の自由が36%で団結権がわずか20%。代わりに、納税の義務が(質問は税金を納める)42%、そして何と目上の人に従うを7%が権利と答えるのだ。見出しは「低下した権利知識」、日本は権利を教えていないに違いない。2012/12/07
OHKINA
0
現在の世論や、時代の雰囲気のようなものは新聞やテレビでもつかめるが、このようなしっかりとしたデータで見るのも面白い。巻末に調査結果のデータが載っており、それを眺めるだけでも楽しい。2011/01/23