NHK出版新書
教養としてのテクノロジー―AI、仮想通貨、ブロックチェーン

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  • サイズ 新書判/ページ数 193p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140885451
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0230

内容説明

AIやロボットは人間の「労働」を奪うのか?仮想通貨は「国家」をどう変えるのか?ブロックチェーンがもたらす「金融・経済」への影響は?世界大学ランキング6年連続1位(英クアクアレリ・シモンズによる)の米国マサチューセッツ工科大学(MIT)でメディアラボ所長を務める伊藤穰一が「経済」「社会」「日本」の3つの視点で未来を見抜く。

目次

第1章 「AI」は「労働」をどう変えるのか?
第2章 「仮想通貨」は「国家」をどう変えるのか?
第3章 「ブロックチェーン」は「資本主義」をどう変えるのか?
第4章 「人間」はどう変わるか?
第5章 「教育」はどう変わるか?
第6章 「日本人」はどう変わるべきか?
第7章 「日本」はムーブメントを起こせるのか?

著者等紹介

伊藤穰一[イトウジョウイチ] [Uhl,Andre]
マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長。株式会社デジタルガレージ共同創業者で取締役。インターネット事業への投資に携わり、これまでにTwitterなどネットベンチャー企業の事業展開、事業育成を支援。米国Foreign Policy誌にて、「世界の思想家100人」に選出

ウール,アンドレー[ウール,アンドレー]
マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ研究員。MITダライラマ・センター特別研究員。ハーバード大学芸術科学大学院メディア研究科博士課程在籍。ベルリン自由大学日本学学部卒業。東京藝術大学大学院映像研究科修士号取得。日本の文部科学省によるフェローシップ・プログラム、ドイツ国立学術財団の卒業生。専門は、人工知能とポストヒューマン時代の倫理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

222
まあまあ。最近読んだホリエモンや落合陽一の本よりも、もうちょっとクールでバランスの取れた未来の話をしてくれている感じがする。あと、著者自身が日本を離れてアメリカのMITラボで働いているだけあって、世界(というかアメリカ)から見た日本やシリコンバレーの話が多い。ただ、それもITやテクノロジーの発展を手放しで喜んでいるわけではなくて、そうした人々の意識にある「スケール」や「テクノロジー」万能論に対する警鐘を鳴らすというメッセージのほうが著者の伝えたい内容なのかなという感じがした。2018/04/24

KAZOO

108
最新の技術についての概観を知るにはいい本であると思われます。ただしあくまで入門的な位置づけですので、深い内容やさらに細かいことを要望してはいけないと思われます。今後の方向性などを示してくれていますが、やはり日本独自のAIやテクノロジーを探っていくことが必要だと思われます。日本もある面では海外よりも進んでいる面があると思うのでそれをきちんとやっていけばいいという気もしています。2018/04/06

Tenouji

64
お金2.0よりも仮想通貨の投機的なことが書いてあるw。最先端テクノロジーが人間の社会とともにどのように動いていくか、という話しが、コンパクトにまとまっている。この前に読んだ「ロボット法」と同じテクノロジーの倫理面のことが、わかりやすく書かれているのにも驚いた。根底に流れているのは、伊藤穣一氏のバックグランドにも関係するのだが、文化ムーブメントのお話しで、人間の未来を信じる著者の感動的な内容でもある。2018/03/12

万葉語り

40
広く浅くの内容が新幹線での読書にぴったりでした。AIが発達しても人の仕事はなくならないし、仮想通貨も理解して使いこなすことができれば便利なものになる。大事なのは、だから何を今したいかということ。未来は安定してるなんて幻想は捨てて、今日を今を生きたいと思った。2018-1032018/05/27

Kentaro

39
technology is everythingの思想を持った人は、現在の仕事の大部分はAIに置き換えられ、人間の仕事はなくなってしまうと言う。産業革命の時代以降、工場における人間の労働は機械やロボットが代替した。それと同じようにオフィスで働く人間の仕事をAIが代替するのではないかと考えられているからだ。AIの機械翻訳は機械学習の目覚ましい発展で、多少の精度の問題はあるにせよ、インタラクティブに多言語間の翻訳を可能にし、人間から言語の壁を取り払うことが出来つつある。しかし、過度にAIには置き換わらない。2019/10/01

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