出版社内容情報
天才・羽生善治が、人工知能と真正面から向き合い自らの言葉でその核心に迫る。NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」の取材をもとにした“人工知能本”の決定版!
内容説明
二〇一六年三月、人工知能の囲碁プログラム「アルファ碁」が世界ランクの棋士を破った。羽生善治は、その勝利の要因を、「人工知能が、人間と同じ“引き算”の思考を始めた」とする。もはや人間は人工知能に勝てないのか。しかし、そもそも勝たなくてはいけないのか―。天才棋士が人工知能と真正面から向き合い、その核心に迫る、“人工知能本”の決定版。
目次
第1章 人工知能が人間に追いついた―「引き算」の思考(アルファ碁の衝撃;デミス・ハサビスとの対話 ほか)
第2章 人間にあって、人工知能にないもの―「美意識」(ロボットは、見知らぬ家でコーヒーを淹れられるか;棋士は何手先まで読めるのか ほか)
第3章 人に寄り添う人工知能―感情、倫理、創造性(人工知能は「接待」できるのか;孫正義が掲げるヴィジョン ほか)
第4章 「なんでもできる」人工知能は作れるか―汎用性と言語(人工知能は三つに分かれる;「フレーム問題」を考える ほか)
第5章 人工知能といかにつき合えばいいのか(二〇〇七年の発言;一〇〇億の人間と一〇〇億のロボットが共存する社会 ほか)
著者等紹介
羽生善治[ハブヨシハル]
1970年生まれ。将棋棋士。1985年に史上3人目の中学生棋士となる。1996年には竜王、名人ほか7つのタイトルすべてを獲得し、話題を集めた。2008年には、永世名人(十九世名人)の資格を獲得し、王位・王座・棋聖のタイトルを保持(2017年2月現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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