生活人新書
太ったインディアンの警告

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  • サイズ 新書判/ページ数 229p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140881965
  • NDC分類 498.5
  • Cコード C0295

内容説明

現在、アメリカは肥満、糖尿病の蔓延で危機的状況にある。なかでも最悪なのが、健康的な伝統食の基盤を奪われ、欧米型の食生活を余儀なくされたアメリカ・インディアン社会だ。その悲劇の歴史は、民族的にも近く、ライフスタイルを「アメリカナイズ」させてきた日本人に無縁ではないはず。世界を太らせ病ませるアメリカ式食生活の脅威をレポートし、その不安な影に迫る。

目次

第1章 世界に先駆けて太ったアメリカ・インディアン
第2章 飢餓で絶滅しかけた民族が、肥満で絶滅寸前にいたった歴史
第3章 アメリカ・インディアンと日本人は親戚民族
第4章 食習慣がアメリカナイズするほど不健康になる
第5章 世界の民族を太らせ病ませる、現代アメリカ流飽食ライフ
第6章 スリムでヘルシーな社会を取り戻すには

著者等紹介

エリコ・ロウ[エリコロウ]
1979年、早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、コピーライター生活を経て1990年、渡米。ニューヨーク大学ジャーナリズム大学院卒。以来、在米ジャーナリストとして新聞や雑誌への寄稿、NHK取材などのかたわら、著作活動を続ける。ワシントン大学国際学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

12
ファストフードは安価で効率的にお腹を満足させることができる.しかし,それは健康を犠牲にしてのこととなってしまう.アメリカ型の食生活は,肥満を生む温床となる.伝統的な食事に帰り,そして運動することが健康を保つ上で何よりも重要となる.2012/12/09

マイケル

5
貧困層の肥満問題は以前読んだ堤未果の本「ルポ 貧困大国アメリカ」に書かれていたが、高カロリー、高脂肪、糖分の摂り過ぎ(※ジャンクフード)がもたらす肥満や糖尿病などの病気はインディアンも例外ではないことが書かれている。しかし、企業側は売上最優先で消費者の肥満や健康のことなんか何ら気にしない。企業と癒着した行政側もなかなか動かない。日本も他人事ではないと沖縄を例に説明している。初めてアメリカ出張時にデブとホームレスの多さに驚いた。そして、ファーストフードすら買うお金が無い移民はペット(犬・猫)を盗んで食う?2024/09/16

はる@夏の霜

4
自分のダイエットから、アメリカの食事について興味を持ったので(あとネイティブアメリカンにも興味があった)ので読んでみた。 強者によって、生活、風習が壊された人々。それは心身へも悪影響を及ぼしていたなんて、ひどい話だ。 日本も長寿の沖縄が、アメリカ系の食事が広まり寿命が低くなっていると聞く。 やはり土地に根付いた民族の食事というものは、それなりに意味があるのだと思う。

独楽丸

2
アメリカ政府と産業界の癒着の害は、自国民に通用しなくなれば、他に矛先をまわす。日本人はそのカモの典型。ハーバード大学のフードピラミッドを参考に、腹八分・菜食・身体労働を心がけたい。日本の伝統を取り戻す事こそが新しく、戦後のアメリカナイズはもう古いのでは。2011/05/03

のちおちゃん

0
☆☆☆2006/12/10

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