内容説明
車を運転するのにマニュアルが必要なように、英語を自在に操るにはルール（英文法）を身につけておく必要がある。本書は、いまさら恥ずかしくて誰にも聞けない読者のために、英文法の常識を身近な話題にひきつけて面白くかつ実践的に解き明かす。中高生向けの入門書としても好適。
目次
序章 英文法って、本当に必要なの？
第１章 文の基本的な成り立ちをおさえよう！―基礎がわかれば英文法はこわくない
第２章 ここが聞きたい！英文法―やさしい会話例と解説が苦手のツボに効く！
第３章 乗り越えよう！英文法の壁―誰もがつまずく難所はこうやって
第４章 より広い視野からの英文法！―情報の仕組みや意味を考慮すると
第５章 もっと英文法、そして、使ってみよう英文法！―しゃれた話題と応用練習問題
付録
著者等紹介
大津由紀雄［オオツユキオ］
１９４８年東京都生まれ。ＭＩＴ大学院言語学・哲学研究科博士課程修了、Ｐｈ．Ｄ．。慶応義塾大学言語文化研究所教授。専門は言語の認知科学。言語教育にも興味を持ち、認知科学の研究成果を教育の活性化のために活かしたいと考えている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
9
大津由紀雄先生著書、数え間違いがなければ8冊目。英語学習を始めた中学時代から強い好奇心を持っていたと叙述していたのを思い出した。25の惑問形式。丸暗記しがちな文法項目を分かりやすく解説しながら文法習得の重要性を説く。最終話の実例と共に語る「子供の持つ天賦の力を周りからの働きかけ（話しかけ）によって活性化していく」がとても印象的。正にヴィゴツキーのZPD仮説。サブタイトルの「恥ずかしくてずっと聞けなかったこと」と言うより私も含め疑問すら抱いていない人が多いのでは。学習者だけでなく英語教師にもお勧めの1冊。2021/12/26
オランジーナ＠
3
英文の日本語訳乗っていないし、入門書としてはいかんと思います。2017/03/19
MrO
2
どのタイミングで読むかは、いろいろだろうが、短い中に有益な指摘がつまっている。なんでも書いてある「一億人の英文法」とは、役割が違う。ついでに、これで英語史に興味を持ちました。ここは、「一億人」にはない視点。2016/08/10
脳疣沼
2
うーん。悪い本じゃないと思うけど、なんか頭に残らない。今は『一億人の英文法』とか、感覚的に理解できる本があるからね。2016/05/28
mi_ana_yam
2
学生の頃に躓いた英文法、この歳になって、必要に迫られてみると、また違う。案外面白い。理解度はまだまだですが。2012/01/14
