内容説明
英語の音はただ聞き流しているだけでは、いつまでたっても聞き取れないし、話せない。正しい発音は「習うより慣れよ」ではなく「習ってから慣れよ」。理屈で分かってから声に出して練習しよう。本書は、言語習得の臨界期を過ぎた中高生から中高年まで、すべての英語学習者におくる、英語音声学の精鋭による発音&聞き取り上達のための最強の指南書である。
目次
序章 慣れるだけでは聞き取れない、通じない
第1章 つながる音、聞こえない音
第2章 音は化ける
第3章 英語らしさはリズムから
第4章 英語の音、最低限これだけは
第5章 綴り字で発音が分かる
第6章 発音記号が分かれば鬼に金棒!
第7章 ところ変われば音変わる
第8章 何を、どうやって勉強すればいいのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ryo511
3
「習うより慣れろ」ではなく、ちゃんと理論が解説されている。ただ、実際に音を聴いたり口の動きを見たりしながらのほうが、理解は速く深いはず。/今まで、「リスニングは易しく、発音は難しい」と思っていたが、ネイティブレベルを目指す際にはリスニングの方が難しいことが分かった。A2012/12/02
おおしま
3
読んだだけで、発音がうまくなった気になれる本。ポイントが押さえられていて、自分みたいな初心者には最適でした。2012/08/05
dvoix
3
新書なのでもちろん網羅的ではないものの、一読すれば英語発音の要点はわかるようになっている。発音を学びたい人が最初に手を出すのにちょうどよい良書だと思う。安いし読みやすい。2011/08/06
44
2
英語発音学習の導入に最適。『英語音声研究会』の8人の手解きにより、挫折することなく概略が掴める。 Britishアクセントの"rの消失"は割と最近のことだと知り驚愕した。2013/11/12
ばぶでん
2
日本人としてより聞いてもらえる英語を発音するため、そしてそれ以上の重要性を持つものとして、ネイティブに発音の仕方を理解して、より聞き取りができるようになるために読む価値があると思われた。図書館で借りて斜め読みしたものだが、買ってじっくり読む価値があるだろう。子供に勧めてみたが、案の定、全く聞いてもらえなかったのは、とても残念。何とか読ませる方法がないものか・・・・・・2013/11/09