生活人新書<br> 料理で読むミステリー

電子版価格
¥440
  • 電書あり

生活人新書
料理で読むミステリー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140880555
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0295

内容説明

作品に出てくる料理から、事件の背景、主人公の性格やライフスタイルなどを探る異色のミステリーガイド。探偵が厨房で腕をふるう一皿、誘拐犯の一味が子どもにふるまうあたたかい飲み物、ときには料理が事件解決の伏線にも。「食」を通してミステリーの新しい魅力を発見する。実際に作って味わえる想像再現レシピも収載。

目次

1 料理好きの探偵たち(探偵界一の料理人の松の実ライス―ロバート・B・パーカー「探偵スペンサー」シリーズ『初秋』;悲しみの中のシェリー風味のチキンスープ―パトリシア・コーンウェル「検屍官ケイ・スカーペッタ」シリーズ『業火』 ほか)
2 食べながら探偵(反抗期でも大好き、ジェーン・ママのマカロニチーズ―ジル・チャーチル「ジェーン・ジェフリイ」シリーズ『豚たちの沈黙』;命の恩人が作ってくれたスパニッシュ・オムレツ―ディック・フランシス「競馬」シリーズ『障害』 ほか)
3 料理は元気の素(朝食の定番、中華粥はおふくろの味―S・J・ローザン「探偵リディア&ビル」シリーズ『チャイナタウン』;癒しのイタリアンサラダ―ジャン・バーク「女性記者アイリーン・ケリー」シリーズ『グッドナイト、アイリーン』 ほか)
4 料理はダメ(家でも外でもサンドイッチ―スー・グラフトン「キンジー・ミルホーン」シリーズ『危険のP』;アメリカの刑事が食べるスパゲッティ・カルボナーラ―ポーラ・ゴズリング『殺意のバックラッシュ』 ほか)
5 至福の外食(異国で食べる蕎麦粉のクレープ―アーロン・エルキンズ「ギデオン・オリヴァー」シリーズ『古い骨』;本物の分厚いチーズバーガー―ドン・ウィンズロウ「ニール・ケアリー」シリーズ『ストリート・キッズ』 ほか)
6 幻の料理(食べた?食べなかった?検事補はビーフ・ウェリントン―パーネル・ホール「スタンリー・ヘイスティングズ」シリーズ『裁判はわからない』;ひとりでは食べられない子どもたちのための野菜トマトスープ―メアリ・ヒギンズ・クラーク『子供たちはどこにいる』 ほか)

著者等紹介

貝谷郁子[カイタニイクコ]
和歌山県出身。上智大学文学部卒業後、編集者として出版社勤務の後、独立。現在は食を中心テーマとし、料理研究家、フードジャーナリストとして活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

135
ミステリーの中から料理の部分を取り出してレシピやその作家あるいは作品についての紹介があり楽しいものです。ただ私はまだあまり読んでいないものが多く、とりあえずは料理だけに集中しました。結構おいしそうなものがあり、自分でも挑戦しようという気になるものもあります。ポテトパンケイキなどはすぐできそうな気もします。日本のも出してくれないですかね。北森鴻さんの作品などはかなり料理が出てきます。2016/11/23

nagatori(ちゅり)。

14
図書館本。ですが、これは常に手元に置いておきたい本ですね。読みたい本が次から次へと紹介されてもどかしさ満点でした。海外ミステリーは好きだけれどあまり冊数は読んだことがないので(いつも同じ本を繰返し…(^^;)この本を道標に色々と読み広げていきたいなと思いました。2014/07/31

奥山 有為

11
図書館で見つけて、何度も借りたのでとうとう購入。著者のお料理愛、作品愛が猛烈に伝わってくる一冊。否定的・批判的なことは一切書いてないのでストレスフリーにとても楽しく読めます。紹介されていた「フロスト」シリーズ、「ジェーン・ジェフリイ」シリーズは私の愛読書になりました。p49紹介の作品名『エンドウと豆』は正しくは『エンドウと平和』でしょうね。まだ未読の気になる作品もたくさんあるので続々読んでいきたい。2019/06/29

B.J.

9
●料理すること自体が癒しになったり、ストレス解消になったりもする、ということが意外と知られていない。手を使い、味覚、嗅覚を始め五感を使ってする料理という行為は、セラピーにもなる。・・・本文より2020/03/13

kuchen

5
食に注目したミステリーのガイドブック。料理とミステリーへの愛が伝わってくる。「料理をすること自体がいやしになる」など、その通りだと思う。ディック・フランシスの主人公達が魅力的だと語る部分も同意見。一番気になったのはピーチ・コブラー。初めて知ったが、アメリカでは一般的なお菓子らしい。2016/02/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/511426
  • ご注意事項

最近チェックした商品