内容説明
「半導体王国」日本は周辺技術を地道に積み重ねて、ついに世界を席巻した。独自の研究風土において創造的な発想をもって技術開発に取り組み、世界の最先端を走る半導体関連技術―。新技術を生み出した異能集団の活躍と半導体技術習得の決め手となった日本人の伝統的特質に迫るシリーズ最終巻。
目次
第1章 半導体関連技術の競演
第2章 異能集団の技術統合
第3章 半導体工場の空気と水
第4章 「半導体王国」日本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koji
19
日米半導体史、NHKライブラリー7巻、遂に完結です。本書は私のバイブルの一つです。最後の書評は、著者相田洋(あいだゆたか)さんとNHKスペシャルスタッフへの感謝で締め括ります。私が尊敬してやまないドキュメンタリージャーナリストである相田さんとスタッフは、勤勉で、妥協を知らず、プロ意識の塊の「放送屋」です。彼らの作品は、映像も活字も群を抜いて秀逸でした。そのDNAは後に続く後輩達に引き継がれています。いかなる世も健全なジャーナリストこそ社会の質を高めるという私の信念を作ってくれました。ありがとうございました2021/11/10