内容説明
人は自分が数学的に解明されるほど単純な生き物だとは思ってもいない。しかし、中世の十字軍騎士の人並み外れた行動にも、アインシュタインが書く手紙の頻度にも、そして現代人のeメール送信にも、みなバーストのパターンが現れていた。著者のアルゴリズムによる解析が、その衝撃の結果を明らかにする。複雑な数式を一切使わずに最新の複雑ネットワーク理論を展開する、知的好奇心を大いに刺激する一冊。
目次
業界一のボディガード
新教皇誕生
ランダム運動の謎
ベオグラードの決闘
未来はまだ検索できない
おぞましい予言
予測なのか予言なのか
十字軍結成
罪と罰―人間行動がランダムなら
不測の大虐殺〔ほか〕
著者等紹介
バラバシ,アルバート=ラズロ[バラバシ,アルバートラズロ][Barab´asi,Albert‐L´aszl´o]
1967年3月30日トランシルヴァニア生まれ。ハンガリー、ルーマニア、アメリカの市民権を持つ。2012年現在、ノートルダム大学コンピューターサイエンス&エンジニアリング特任教授、ノースイースタン大学物理学部・生物学部・およびコンピューター&情報科学部特別教授(Distinguished University Professor)、同校で複雑ネットワーク研究センター長を務め、またハーヴァード大学医学部講師も務めている
青木薫[アオキカオル]
翻訳家、理学博士、1956年生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院修了。数学の普及への貢献により2007年日本数学会出版賞を受賞
塩原通緒[シオバラミチオ]
翻訳家。1966年生まれ。立教大学英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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