内容説明
日本ではハイテク化が進み、アメリカや中国ではバイオ肥料など、排泄物の有効利用が脚光を浴びている。一方、トイレがない、あるいは、あっても汚すぎて道端でしたほうがましという人も、世界には26億人いる。「なぜ、トイレ?」という周囲の冷たい視線をよそに、突撃型の女性ジャーナリストは、トイレを追いかけて西へ東へ大奔走!英『エコノミスト』誌の2008年ベストブックス選定図書。
目次
はじめに 口に出して言えないものを調査する
第1章 「おしりだって洗ってほしい」―ロボトイレット革命
第2章 この香り、水路の5番だぜ―下水道ツアー
第3章 トイレを見れば、あなたがどんな人間かわかります―26億人と“トイレ大臣”
第4章 さあ笑顔を見せて、トイレに着きましたよ―カースト制と闘う人々
第5章 寝室には豚を―中国のバイオガスブーム
第6章 個室にプライバシーはある?―世界の公衆トイレ
第7章 ミルクセーキからケーキへ―下水から生まれた肥料
第8章 求む、夫。ただしトイレをもっていること―野外排泄ゼロをめざすインド
第9章 貧しい人は、下痢をする余裕もない―スラムの片隅で
第10章 そろそろ糞尿について話し合うときがきた―宇宙、経済、リサイクル
著者等紹介
ジョージ,ローズ[ジョージ,ローズ][George,Rose]
ロンドン在住のジャーナリスト。リベリアの避難民について書いた処女作“A Life Removed”が、ルポルタージュ作品のための賞「レトル・ユリシーズ・アワード」の最終候補に残る。『ガーディアン』紙、『インディペンデント』紙、『ニューヨークタイムズ』紙などで記事を執筆。故サダム・フセイン元大統領の誕生パーティーや、コソボ紛争などを取材した
大沢章子[オオサワアキコ]
1960年生まれ。大阪大学人間科学部卒業。サントリー株式会社勤務を経て、翻訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雪の行者山@加療リハビリ中
びっぐすとん