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サイバービア―電脳郊外が“あなた”を変える

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140813850
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0098

内容説明

第二次世界大戦を機に誕生したサイバネティックスから八〇年代のサイバースペース、そして二〇〇〇年代のサイバービアへと、無限の情報ループのその先へと読者を誘う問題作。

目次

第1章 ループ
第2章 仲間
第3章 つながり
第4章 ネットワーク効果
第5章 仲間の圧力
第6章 非線形
第7章 多重性
第8章 フィードバック
第9章 ネットワーク障害

著者等紹介

ハーキン,ジェイムス[ハーキン,ジェイムス][Harkin,James]
ジャーナリスト、社会予測家。ベルファスト生まれ。ロンドン大学キングズ・カレッジ、オックスフォード大学ハートフォード・カレッジ卒。1996年から99年まで、オックスフォード大学で社会政治理論を講義、また社会科学におけるゲーム理論の研究も行う。99年から、ニューヨークのシンクタンク「インテリジェンス・ファクトリー」社にて、社会およびテクノロジーの世界動向の分析を行う。現在はロンドンにある現代芸術研究所(ICA)の協議責任者を務めるかたわら、『ガーディアン』誌と『フィナンシャル・タイムズ』誌に社会やテクノロジーのトレンドに関する記事を定期的に寄稿している

吉田晋治[ヨシダシンジ]
翻訳家。1972年生まれ。東京大学理科一類中退。特にコンピュータ分野での翻訳を得意としており、翻訳学校フェロー・アカデミーで講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

minoguchi

3
デジタルネットワークの進化によって変容してきたコミュニケーション、人のあり方の様相を、サイバネティックスという考え方の下に解き明かしてくれる。「電子的な結びつきの間で常にやり取りされるメッセージを送受信するために人間というノードが大挙して押し寄せるにつれ、知らないうちにわたしたち自身がインフラとなり、このまったく新しいネットワーク、つまり連続した情報ループを支える存在になった」なんて記述には、感覚的にもうなづけるところあり。N・ウィナー、S・ブランド、M・マクルーハンなんてところに関心あればオススメ。2009/08/27

takao

2
ふむ2023/05/04

kuroari

2
SNSやtwitterなどに代表される"現代のネット社会=サイバービア”の源流を、1940年代に戦争によって生まれた「サイバネティックス」に求めた本書。その流れはヒッピー文化などに受け継がれながら、確かに現代に続いていた。’80年生まれの僕からすると、現代のネット社会はインターネットありきというイメージだったので、そのアーキタイプとなる理論や概念やカルチャーが、先行していたという考えがとても新鮮だった。しかし、結論は辛辣。フィードバック・ループを回し続けるだけのハツカネズミは、どこにもたどり着けないのだ。2009/11/23

メルセ・ひすい

1
ギリシャ語で舵を取る者 ・第二次大戦からのサイバネックスからアバター同士のバーチャル・セックス。何だそれ・・退屈・・あわない!2009/11/26

えーてる

1
サイバネティックス理論から始まったサイバービアが、黎明期のキラキラしたイメージからだんだんとくっだらない下世話なお互いののぞきみ文化に落ち込んでいったり、あの「六次の隔たり」もじつは捏造にすぎなかったりと、読み進むにつれて二転三転していく展開が面白い。暗殺マーケットやテロのしくみ(デスクトップ・ジハード)など、ここ数年のきな臭い事情まで取り上げているところはじつに興味深かった。2009/10/14

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