マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと

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  • サイズ A5判/ページ数 349p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784140812853
  • NDC分類 675
  • Cコード C0036

内容説明

将来が予想通りになることはめったにない。それはほとんどの予測が同じ社会通念によってなされ、世界経済の拡大といった誰の目にも明らかな大きい現象にもとづいているためだ。だが、メガトレンドなどもはや存在しない。さらに掘り下げて見てみれば、容易には見つからないが、実は未来を大きく左右する小さなグループがその目にいくつも飛び込んでくるだろう。現代においては、1%の大きな力を見つけることが、ビジネスや投資、未来予測の成功を約束するのだ。ようこそ、マイクロトレンドの世界へ。

目次

第1部 男と女―Love,Sex,and Relationship
第2部 親と子―Family Life
第3部 仕事―Work Life
第4部 階層―Class
第5部 美と健康―Beauty and Health
第6部 飲食―Food,Drink,and Diet
第7部 情報と娯楽―Information and Leisure

著者等紹介

ペン,マーク・J.[ペン,マークJ.][Penn,Mark J.]
アメリカの政治においてもっとも鋭い洞察力を持つ世論調査員として広く知られ、「ワシントンきってのパワフルな男」(ワシントンポスト紙)と言われる。世界有数のPR企業バーソン・マーステラのCEOと、1975年ハーバード在学中に共同設立者として立ち上げたマーケット・リサーチ会社ペン・ショーン&バーランド(PSB)の社長を務め、マイクロソフトをはじめとする多くのフォーチュン500企業やトニー・ブレア、ビル・クリントンなど25か国の国家元首のアドバイザーを務めた経験を持つ。ヒラリー・クリントン上院議員の大統領選キャンペーンではチーフアドバイザーを務める

ザレスン,E.キニー[ザレスン,E.キニー][Zalesne,E.Kinney]
PSB社の上級顧問。1995年から96年までホワイトハウス・フェローとなり、ジャネット・レノ司法長官の顧問を務めたほか、社会の変化について調査する全国的な2つの組織の取締役副社長および社長を務めた経験を持つ。1996年の大統領選挙で、ビル・クリントンとアル・ゴア陣営でマークJ.ペンの同僚となった。2008年のヒラリー・クリントンの選挙キャンペーンでも引き続きマークの同僚として手腕を発揮している

三浦展[ミウラアツシ]
消費社会研究家、マーケティング・アナリスト、カルチャースタディーズ研究所主宰。1958年生まれ

吉田晋治[ヨシダシンジ]
翻訳家。1972年生まれ。東京大学理科一類中退。特にコンピュータ分野での翻訳を得意としており、翻訳学校フェロー・アカデミーで講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takahashi

8
個人主義やグローバル化で流行が多様化する状況を「スターバックス型経済」と評し、今までにないマイノリティに焦点を当てた面白い本。特に教育関係はすごくて「自分の子供の成績が悪いのは学力が低いのではなく障害があるからだと診察に行かせ」たり「精神的肉体的に成長させて、クラスで一番にさせたいが為に幼稚園を"浪人"させ」る親の例には思わず苦笑いであった。それでも肉体労働をしない情報化社会が高齢者労働の推進に駆っていることや、眠らない社会が飲料の消費量を四半世紀で年100リットルも増やしたという内容はためになった。2015/09/12

星空の挑戦者

8
人生のあらゆる場面でかつてない幅広い選択肢のなかで自由に選ぶことができるようになった。未婚女性の増加、クーガー(年上女性年下男性カップル)、通い婚、ネット婚、高齢パパ、マックパパ、子代わりペット、働く定年退職者、超(長)距離通勤、自宅労働者、大学中退、高校生起業家、質素な富裕層、破産する中流・・・新しく生まれている直感では捉えられないトレンドは調査・統計を用いて明確にする。フラット化の影響もあるだろうが、小さな動きが世界を大きく変えることもありうる。それは資本主義経済の行く末なのだろうか。2010/11/01

高光浩二

3
企業じゃ無理だが、個人でこの1%のシェアを独占出来たら良い生活ができるだろうな〜。2014/05/26

Minamihama

1
少し古い情報だが、その本質の考え方は面白かった。2019/07/10

hatagi59

1
本書ではてんでばらばらで、極めて個性的なグループのトレンドであるマイクロトレンドについて、色々な事例を紹介してくれる。うん。なかなか面白い。 メガトレンド、なくなることはないだろうけど、大分減るだろうな。これだけ情報が溢れて、自分がやっている事、トレンドに共感してくれるのが随分と簡単になった世界ではメガトレンドなんて、大して気にする必要もないもんね。 2013/10/31

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