内容説明
松井にメジャー入りを決意させたものは何だったのか!「日本スポーツ120年の歴史」を解剖しその深層を解き明かす。
目次
第1章 スポーツの現在と未来
第2章 日本人と体育
第3章 日本人とスポーツ・ナショナリズム
第4章 日本人とアマチュアリズム
第5章 日本人と企業スポーツ
第6章 日本人とプロ・スポーツ
第7章 日本人とメジャーリーグ
第8章 日本人と世界のスポーツ
第9章 日本人とスポーツ芸術
第10章 日本人とスポーツ・ジャーナリズム
第11章 スポーツと日本の未来
著者等紹介
玉木正之[タマキマサユキ]
京都市に生まれる。東京大学教養学部中退。大学在学中から新聞雑誌に、演劇評や映画評を執筆。大学中退後、フリーのスポーツライターとして、雑誌『GORO』『平凡パンチ』『ダカーポ』『ナンバー』等で活躍。現在は、スポーツ評論活動のほか、音楽評論家、小説家、放送作家、国士舘大学大学院非常勤講師として活動の幅を広げている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FK
3
私自身がスポーツに親しむ機会が乏しかったことを思うにつけ、氏の主張の重要性が理解できる。大袈裟に言うと、民主主義や人権の問題、つまり政治の問題。日本のスポーツの形というのはいびつだと言われるが、その典型は子どもの頃は「学校スポーツ」として高校・大学まで行き、その先は就職して「企業スポーツ」として継続されていくということ。どうしても選手の層も厚くならないし、何より選手自身のためにもならない。何故なら学校も企業もその目的は、学校の名誉・顧問の栄誉であり、企業の宣伝活動すなわち会社の利益のためなのであるから。2018/11/06
Hiroki Nishizumi
1
プロVSアマや企業主導で歪んだ日本のスポーツ界の問題を取り上げている。正論だけれどもストレート過ぎて面白味に欠けるきらいがあると感じた。2016/08/10
Koichi Mori
0
日本のスポーツ、特にプロと呼ばれる企業スポーツの後進性がよくわかる本。2011/12/14
numainu
0
評価B2006/03/09