内容説明
今、一番ホットな経済学者が「正義の味方」に変身！モラルなき泥沼デフレをもたらした、悪いヤツラを一刀両断。不良債権をゴマカシ続ける「銀行経営者」に対して、財政赤字のツケを将来へ先送りする「食い逃げ世代」に対して、根拠なき夢語りを商売にしている「経済学者」に対して、過去の戦争を美化してアジアを敵に回そうとする「ナショナリスト」に対して、そして、空疎なスローガンしか連呼できない「改革者」に対して、…改革のあるべき姿を明快に提示。将来不安に怯えるあなたへ送る、著者入魂の一冊。
目次
１ 「改革」が招く泥沼デフレ―ああ墜落していく、日本経済（長嶋茂雄と景気動向；「九割支持」に物申す；あなたも「骨太」な貧乏になれる ほか）
２ 日常に潜む狂気を見よ！―月光仮面の社会時評（よみがえれ、正義の美学；女たちのオリンピック；ヒーローが消えた―多元的民主主義の終焉 ほか）
３ 不気味な時代にどう立ち向かうか―月光仮面、民主主義を説く（なぜ民主主義が必要なの？；責任をとるってどういうこと？；なぜ、ナショナリズムは「悪」なの？ ほか）
著者等紹介
金子勝［カネコマサル］
慶応義塾大学経済学部教授。１９５２年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。茨城大学人文学部助教授、法政大学経済学部教授を経て、現職。専攻は財政学、制度の経済学。現実離れした既存の経済学を批判し、改革のあるべき姿を明快に提示する、今もっとも熱い経済学者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
